コンテンツへスキップ
Deception: Undercover Allies ディセプション拡張『アンダーカバー・アライズ』徹底レビュー 心理戦が極致へ進化する

Deception: Undercover Allies ディセプション拡張『アンダーカバー・アライズ』徹底レビュー 心理戦が極致へ進化する

ディセプション:アンダーカバー・アライズ(Deception: Undercover Allies)徹底レビュー|正体隠匿の最高峰へ進化する必須拡張

「もっと高度な心理戦を楽しみたい」「いつものメンバーの手口が読めてきてしまった」

もしそう感じているなら、この拡張セットはまさにあなたのためのものです。
Sam Healey氏から9/10点という高評価と「Seal of Excellence(優秀性の証)」を授与された本作。
推理の緊張感を極限まで高める「必須級」の追加要素が満載です。


ゲーム基本情報と30秒でわかる魅力

まずは本作の基本スペックと、拡張版ならではの特徴を簡潔にご紹介します。

1. 基本情報

拡張タイトル Deception: Undercover Allies
プレイ人数 最大14人まで拡張
ジャンル 正体隠匿系推理ゲーム(拡張版)
主な追加要素 新役職、新イベント、大量のカード追加

2. このゲーム最大の特徴

  • メタを揺るがす新役職: 捜査官の投票権を奪う「インサイダー」や、確実な白黒判定ができる「ラボ技術者」が登場。
  • 「アライズ・フェイズ」の追加: 証拠収集ラウンドの間に、特殊能力が発動する新たな夜が訪れます。
  • 圧倒的なリプレイ性: 54枚の凶器、90枚の証拠カード追加により、マンネリを完全に打破します。

3. 他ゲームとの決定的な違い(One Big Thing)

単にカードが増えるだけでなく、「法医学者が裏切るかもしれない」という前代未聞のギミック(完全犯罪)が、信じていた前提を根底から覆します。


[アンダーカバー・アライズ]だけの特別な魅力TOP5

理屈抜きで楽しめる、この拡張版ならではの5つのエモーショナルな体験をご紹介します。

1. 夜の静寂に走る「確信」の戦慄(ラボ技術者)

法医学者と自分だけが目覚める「アライズ・フェイズ」
静まり返ったテーブルで、あなたが怪しいと睨んだ証拠カードをそっと指差します。
それに対し、法医学者が無言で返す「サムズアップ(正解)」。

不確定な推理が「絶対的な事実」に変わる瞬間、全身に電流が走ります。
「犯人はあいつだ」と確信を持ちながら、それをどう説得し、どう追い詰めるか。
知的な優越感と責任感が入り混じる、極上の体験が待っています。

2. 仲間を守るための「英雄的」な囮行動(保護警備)

目撃者が誰かを知っているあなたは、あえて自分が目撃者であるかのように振る舞い、犯人チームの注意を引きつけます。

議論の最中、犯人たちの鋭い視線が自分に集中するのを感じるでしょう。
そしてゲーム終了時、犯人があなたを「目撃者」として指名して間違えた瞬間――
あなたの勇気ある「演技」がチームを勝利に導いたことが証明されます。
言葉少なに交わす仲間とのハイタッチは格別です。

3. 勝利への切符を強奪する無慈悲な一手(インサイダー)

「犯人は分かった! 解決宣言をする!」と意気込む捜査官。
しかし、その手にあるはずの「バッジトークン(解決権)」は、すでに昨夜、あなたの手によって抜き取られています。

正義の鉄槌を下そうとした相手が、権利を奪われていることに気づき呆然とする表情。
それを横目にほくそ笑む背徳感。
誰の投票権をいつ奪うか、その選択一つで戦況をコントロールする支配力は、この役職でしか味わえません。

4. 唯一の味方が「敵」に変わる絶望(完全犯罪)

これまで絶対的な中立であり、捜査官の味方だった法医学者。
しかし「完全犯罪」のイベントタイルがめくられた瞬間、その前提は崩れ去ります。

法医学者が次に見るタイル次第で、彼は殺人犯チームへと寝返り、あなたを誤った推理へと誘導し始めます。
「今のヒントは真実なのか、それとも罠なのか?」
最も信頼していたパートナーさえ信じられなくなる、疑心暗鬼の霧がテーブル全体を包み込みます。

5. 笑いと混乱を呼ぶ「トンデモ」証拠品たち

シリアスな殺人現場の推理中に飛び出す、「レーザーシャーク」「キラーロボット」「ナノボット」といった突飛な新カードたち。

「死因は……サメ(レーザー付き)!?」と思わず吹き出してしまうような展開も、この拡張版の愛すべきスパイスです。
もちろん「生焼けの鶏肉」や「欠陥のあるパラシュート」など、妙にリアルな証拠品も追加。
推理の幅とカオスさが同時に加速します。

💬 実際のプレイヤーの声
BoardGameGeekでは「これは『ディセプション』における必須の拡張版だ」「新しい役割がゲームの構造を良い意味で大きく変えてくれる」といった、ゲームプレイの進化を絶賛する声が寄せられています。


 購入前に知っておきたい3つのポイント

導入にあたっての注意点と、それをメリットに変える視点を正直にお伝えします。

【ポイント1】収納の難易度

キックスターター版の箱は大きいですが、小売版の拡張ボックスは小さく、すべてのコンポーネントをスリーブに入れた状態で綺麗に収納するのは難しいという指摘があります。

💡 こうすれば大丈夫:
100円ショップのケースを活用するか、基本セットの箱の仕切りを工夫することで、プレイ頻度の高いカードを優先的にまとめるのがおすすめです。

【ポイント2】曖昧すぎる現場タイル

新たに追加される9枚のシーンタイル(特に犯行現場)は、基本セットよりも情報が曖昧なものが含まれています。

💡 こうすれば大丈夫:
これは逆に言えば「殺人犯チームにとって有利な展開」を作り出せるということ。
基本セットで犯人が追い詰められやすいと感じていたグループには、絶妙なバランス調整として機能します。

【ポイント3】バッジ強奪によるメタゲームの変化

インサイダーがバッジを奪えるため、解決宣言を温存することがリスクになります。

💡 こうすれば大丈夫:
これにより「分かったら即座に解決宣言をする」という積極的なプレイが推奨されます。
ゲームの停滞を防ぎ、よりスピーディーでスリリングな展開を生む起爆剤と捉えましょう。


最高に楽しめる人・シーン完全ガイド

この拡張セットが最も輝くシチュエーションと、おすすめのプレイヤー像をご提案します。

🍷 このゲームが輝くシチュエーション

  • 大人数のパーティーやボドゲ会: 最大14人まで対応できるため、人が溢れる心配がありません。
  • 「いつものメンバー」での定例会: お互いの思考パターンが読めてしまったグループに、劇的な変化をもたらします。
  • お酒を飲みながらのプレイ: 「レーザーシャーク」などのユニークなカードが、爆笑の渦を巻き起こします。

👤 おすすめのプレイヤー像

  • 『ディセプション』の基本セットを遊び尽くし、さらなる刺激を求めている人
  • ただの推理だけでなく、役職による「能力バトル」や「心理的駆け引き」を楽しみたい人
  • GM(法医学者)として、プレイヤーを翻弄することに喜びを感じる人

 まとめ:

『ディセプション:アンダーカバー・アライズ』は、単なるカードの追加パックではありません。
それは、私たちが慣れ親しんだ推理ゲームを、「誰も信じられない高度な心理サスペンス」へと進化させるための鍵です。

新たな役職による読み合い、信頼が崩れる瞬間のスリル、そして成功した時の圧倒的な達成感。

もしあなたが、テーブルを囲む仲間と「脳が痺れるような騙し合い」を楽しみたいのなら、ぜひこの拡張を導入してみてください。
きっと、ゲームが終わった後も興奮冷めやらぬ、素晴らしい余韻が残るはずです。


公式ルールブック へのリンク

通販ページで商品を確認する

日本全国送料無料。15時までのご注文は当日発送しております。


参照元・引用元

ブログに戻る

目次