エグジットパズル 魔女の台所は、ラベンスバーガーのエスケープパズルシリーズの1作です。759ピースを組み上げても、箱の絵と完成図は一致しません。その食い違いこそが、絵の中に隠された8つの謎の入口になります。
魔女に捕まって逃げ出す話だと思って買うと、出だしから予想が外れます。主人公は森で毒キノコを食べてしまい、魔女の台所で解毒剤を探す立場です。Room Escape Artist のレビュアーは、このシリーズを初めて遊ぶならここから入るのがよいと書いています。一方で、最後の謎の詰めが甘いという指摘も別のレビューから出ています。買う価値があるのは、大きなジグソーを組む時間そのものを楽しめる人です。
エグジットパズル 魔女の台所の基本情報
| 原題 | Witch's Kitchen Escape Puzzle(The Witches Kitchen とも表記される) |
|---|---|
| 日本語表記 | エグジットパズル 魔女の台所 |
| 人数 | 1人から。Room Escape Artist は1〜4人を推奨 |
| 対象年齢 | 12歳以上(箱の表記) |
| 出版社 | ラベンスバーガー社(ドイツ、1883年創業) |
| ピース数 | 759ピース(完成サイズ 70cm×50cm) |
| 謎の数 | 8つ |
| 内容物 | パズル 759ピース、多言語のリーフレット1枚、封印された封筒 |
| 素材と構造 | 上質な厚紙、リネン仕上げ、インターロック構造 |
| 言語依存 | 謎は絵と数字で解く。リーフレットに日本語は含まれない |
魔女の台所のルールと遊び方
箱を開けたら、まずリーフレットを読みます。これは順番の問題ではなく、読まずに始めると損をする作りだからです。Ravensburger の日本語以外の多言語で書かれた1枚紙には、物語と手順に加えて、箱の絵と完成図が一致しないという断りが入っています。gaynycdad のレビュアーは、この一文を先に読んだおかげで組み立て中に混乱せずに済んだと振り返っています。
第一段階: 759ピースの台所を組む
やることは普通のジグソーと変わりません。難易度の表記は箱にありませんが、gaynycdad は中程度と評価しています。厄介なのは色です。台所の色調が似通っているため、同レビュアーは縁のピースを何度も置き直したと書いています。
取っ掛かりは、絵の中の小さなまとまりを見つけることです。Puzzle Drifter のレビュアーは、スツール、テーブル、本、小瓶といった単位で区切ると進めやすかったと述べています。もう1つ、リーフレットには余りものの長方形ピースを捨てるようにと書かれています。これを知らずに仕分けすると、正体不明のピースをしばらく眺めることになります。
第二段階: 完成図から8つの謎を探す
絵ができあがると、箱との違いが見えてきます。リーフレットは謎が8つあることを教えますが、どこにあるかは教えません。当店の商品説明にある手がかりの例で言えば、数字のパターン、ポーション瓶の数列、スツールの星形などです。ミッションは毒キノコの解毒剤を見つけることで、最終的な答えは封印された封筒の中にあります。
リーフレットのQRコードから、ヒントページに入れます。gaynycdad の説明では、白黒画像で謎の位置が示され、謎ごとに2種類のヒントと解答が用意されています。ただし最終の謎にヒントはありません。そこだけは自力で解くか、封筒を開けるかの二択になります。
エグジットパズルとしての面白さ
Room Escape Artist の David Spira は、このパズルを「playful and colorful」と評し、全ての段階で確かなパズルプレイがあったと書いています。同レビューは、これがレビュアーのパズルグループにとってシリーズで一番のお気に入りだったと明言しています。ラベンスバーガーからサンプル提供を受けたことも記事に明記されています。
評価の中心は、箱絵と完成図の差にあります。同レビューによれば、この差の付け方はシリーズの他作より遊び心があり、脱出用の謎は明快に解け、最後をまとめるメタパズルは巧みでした。ジグソーとしても、細部が多く見ていて飽きない絵だと評価しています。
ロジックパズルに関心がなくても遊べる、という見方もあります。gaynycdad は、絵が詳細で魅力的なので、謎解きの部分を無視して普通のジグソーとして扱っても十分だと書いています。謎を解くときは紙と鉛筆を手元に置くと進めやすい、という実務的な助言も添えられています。
気になる点と、合わない人の条件
最後の詰めについては、評価が割れています。Puzzle Drifter のレビュアーは、最終のミステリーパズルが物足りなかったと書きました。番号の付いたピースをどう組み合わせるのかが明確でなく、しかもどの並びでも物理的にはまってしまうため、解き終わっても正解にたどり着いたのか判断しづらかったというのが理由です。
同じ引っかかりは Room Escape Artist のコメント欄にも出ています。組み上げた正方形が中央の絵柄と噛み合わないという報告が複数の読者から寄せられ、著者は「組んだピースをパズルの上に重ねればよい」と回答しています。切り口まできれいに揃う個体と、そうでない個体があるようです。
絵の色味も指摘されています。Room Escape Artist は、全体に茶色寄りで、箱絵の方が鮮やかに見えたと書いています。鮮明な色のジグソーを探しているなら、この点は先に知っておく方がよいでしょう。
所要時間は、取得できた出典のいずれにも記載がありませんでした。759ピースという規模から、一晩で終わる想定では組まない方が安全です。
魔女の台所が向く人と向かない人
- 大きなジグソーを数日かけて組むこと自体が好きで、完成後にもうひと山ほしい人
- エスケープパズルシリーズを初めて遊ぶ人。Room Escape Artist はこの作品を入門におすすめしています
- 1人でじっくり進めたい人(Room Escape Artist の推奨は1〜4人)
- 謎解きよりも絵を楽しみたい人。謎の部分を無視しても成立します
逆に、1時間で決着する謎解きを求めているなら合いません。時間の大半はジグソーに費やされるためです。カードを引きながら短時間で遊ぶ脱出ゲームを探しているなら、当店のアンロック!エピックアドベンチャーのレビューの方が近い体験になります。同じシリーズの別作品が気になるならエスケープパズル ドラゴンの研究室のレビューも比べてみてください。手のひらサイズのパズルを探しているならカタミノ・ポケットのレビューもあります。
輸入版で遊ぶときの注意
本品は海外の正規流通ルートから直接輸入した並行輸入正規品で、メーカー純正の新品未開封品を初期不良補償の対象としてお届けします。リーフレットは多言語版で、日本語は含まれません。
とはいえ、言語の壁は小さい部類です。謎は絵の差異と数字と記号で構成されていて、文章を読み解く必要がありません。リーフレットで読む必要があるのは物語と手順の説明、そして箱絵と完成図が違うという断りで、いずれもこの記事の前半に書きました。ヒントページもQRコードから開けます。Room Escape Artist の著者は、パズル本体があれば解けるのであって、紙片以外に不足するものはないと読者への回答で述べています。
よくある質問
何人で遊べますか
1人から遊べます。Room Escape Artist は1〜4人を推奨しています。ジグソーの組み立てと謎解きを分担すれば、家族や友人と一緒に進められます。
箱の絵と完成図が違うというのは本当ですか
本当です。リーフレットにその断りが書かれています。完成図に現れて箱絵に無いものが、そのまま謎の在り処になります。
謎はいくつありますか
8つです。リーフレットは個数だけを伝え、位置は伝えません。自分で絵の中から見つけます。
行き詰まったときのヒントはありますか
リーフレットのQRコードからヒントページに入れます。謎ごとに2種類のヒントと解答が用意されていますが、最終の謎にはヒントがありません。最終解答は封印された封筒に入っています。
日本語の説明書は付いていますか
付いていません。リーフレットは多言語版で、日本語は含まれていません。謎自体は絵と数字で解くため、遊ぶうえでの言語依存は小さい部類です。
商品情報
エグジットパズル 魔女の台所(ラベンスバーガー社、759ピース、新品・未開封品、並行輸入正規品)
価格: 3,160 円
セット内容: パズル 759ピース、多言語リーフレット、封印された封筒
商品ページで在庫と写真を見るエグジットパズル 魔女の台所の商品ページに移動します
参考情報
原題の表記は出典によって揺れがあります。Room Escape Artist は Witch's Kitchen、gaynycdad は The Witches Kitchen と書いています。