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ボードゲーム グリーディ ドラゴンズ Evil Hat Productions 欲張りなドラゴンたちの宝物奪い合いカード積み重ね戦略ゲーム 短時間プレイ 複数人数対応 シンプルながら奥深い知略バトル 宝石レアアイテム作成

『Greedy Dragons』レビュー|宝を配り合うカード重ねのルールと輸入版の注意

『Greedy Dragons(グリーディ・ドラゴンズ)』は、欲張りなドラゴンたちが財宝の山を分け合う、というより分け合うふりをして奪い合うカードゲームです。Evil Hat Productions が 2018 年に出し、デザイナーは Dan DeJager。2〜6 人で 1 回 15〜30 分、対象年齢は 8 歳以上です。

変わっているのは、手札を置く先が自分の前とは限らないことです。隣の人の前に並んだカードの上へ重ねて、その人の取り分を減らしてもいい。しかも集めた宝のカードは裏向きのまま積まれ、ゲームが終わるまで自分でも中身を見られません。

4 人以上で集まり、ルール説明に時間をかけずに読み合いと小さな意地悪を楽しみたい卓なら、手に取る価値があります。2 人か 3 人で遊ぶことが多いなら、次の「気になる点」を読んでから決めたほうがいいでしょう。

ボードゲーム グリーディ ドラゴンズ Evil Hat Productions 欲張りなドラゴンたちの宝物奪い合いカード積み重ね戦略ゲーム 短時間プレイ 複数人数対応 シンプルながら奥深い知略バトル 宝石レアアイテム作成

『Greedy Dragons』の基本情報

ゲーム名 Greedy Dragons(グリーディ・ドラゴンズ)
人数 2〜6 人
時間 15〜30 分
対象年齢 8 歳以上
デザイナー Dan DeJager
アートワーク Brian Patterson
出版社 Evil Hat Productions
発売年 2018 年
内容物 ルールブック 1 冊、巣(Lair)カード 60 枚、宝(Treasure)カード 81 枚、スタートプレイヤーカード 1 枚
言語依存 カードは矢印と宝箱の数で効果を表す作り。ルールブックは英語

BoardGameGeek では、ユーザーが投票する重さ(ルールの複雑さ)が 5 段階の 2.00 と、軽めの位置にあります。同じサイトの利用者投票では、遊びやすい人数は 4〜5 人とされていました。宝カード 81 枚の内訳は、0 点が 13 枚、1 点が 27 枚、2 点が 27 枚、3 点が 13 枚、そして 10 点が 1 枚です。

Greedy Dragons のルールと遊び方

ルールの流れは、ボードゲーム紹介サイト Casual Game Revolution の Naomi Laeuchli さんのレビュー(2019 年 8 月)が詳しく書いています。以下はその説明に沿ったものです。

準備

宝カードを混ぜ、各プレイヤーに 5 枚ずつ裏向きで配ります。さらに 25 枚を中央に裏向きのまま広げて山札にし、残りは箱に戻す。毎回すべての宝カードを使うわけではない、というのが後で効いてきます。次に巣カードを混ぜ、1 枚ずつ表向きで各プレイヤーの前に置きます。これがそれぞれの「巣の列」の始まりで、手札として巣カードを 2 枚ずつ持ちます。

カードを置く

各ラウンド、全員が巣カードを 1 枚ずつ出します。置き場所は自分の巣の列でも、ほかの誰の列でもかまいません。巣カードは左右 2 つの区画に分かれていて、それぞれに矢印か、プラスかマイナスの付いた宝箱が 1〜2 個描かれています。

カードは列の横に並べてもいいし、すでにある 1〜2 枚のカードの区画を 1〜2 か所覆うように重ねてもかまいません。ただし列の幅は 4 区画までと決まっているので、たいていはどこかを覆わないと置けない。出版社がこのゲームを「カードを重ねる(card stacking)ゲーム」と紹介しているのは、この仕組みのことです。

宝の配分

全員が 1 枚ずつ出したら、各プレイヤーの前の列を順に解決します。見えている宝箱の数を合計し、描かれている矢印 1 本ごとに、その向きのプレイヤーへ適用する。たとえば合計がプラス 2 で、左向きと右向きの矢印が 1 本ずつあれば、左右の 2 人がそれぞれ山札から 2 枚取ります。左向きが 2 本なら、左の人が 4 枚です。

合計がマイナスなら、矢印の先の人は手持ちの宝カードを山札へ捨てます。2 つ隣の席を指す矢印もあります。宝カードは取るときも捨てるときも裏向きで、ゲーム中は見られません。

終了と勝敗

全部の列を解決したら、各自が巣カードを 1 枚引いて次のラウンドへ進みます。巣カードの山札がなくなったら終了で、全員が宝カードを表にして点数を数え、いちばん多い人が勝ちます。出版社の紹介では、1 対 1 の対戦のほか、チームを組む遊び方や、マジックリングを財宝の山に加えて賭け金を上げる遊び方も案内されています。

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Greedy Dragons の面白さと評価

Laeuchli さんはこのゲームを、すぐ遊べて覚えやすい戦略的なパズルと評し、毎手番の選択肢が多いことを最初に挙げています。手札は 2 枚しかないのに迷うのは、置き場所が全員分の列にあり、その列のどこへ重ねるかも選べるからです。自分の列だけ見ていればいいゲームではなく、他人の列と、他人の前に積まれた宝の山にも目を配ることになる、と同じレビューは書いています。

二つめは、自分が稼ぐのと同じくらい、相手から奪うことに頭を使う点です。レビューは、いわゆる「テイク・ザット」(相手の邪魔をする要素)がかなりあると認めつつ、列をうまく操って自分に有利な形にできたときの手応えを評価していました。YouTube でレビューを出している Edo さんも、動画の説明文で、期待を上回ったと書き、クセのあるテイク・ザット型の宝集めゲームだとまとめています。

三つめは、最後まで勝敗が読めないことです。宝カードには 0〜3 点のほか 10 点が 1 枚だけあり、毎回一部のカードは箱に残るので、何が入っているかは誰にも分かりません。偶然の要素を減らしたい人向けに、どのカードを抜けばよいかの提案がルールブックにある、とも紹介されています。

BoardGameGeek のユーザー評価は、72 件の平均で 6.5 です。なお Casual Game Revolution と Edo さんは、どちらもレビュー用の製品を出版社から受け取ったと明記しています。

気になる点と、合わない卓の条件

いちばんはっきりした弱点は人数です。Laeuchli さんは、このゲームがいちばん生きるのは 4 人以上で、2〜3 人では楽しさが落ちると書いています。2 人で遊ぶときはダミーの手を使う必要があり、3 人だと左右両方から、1 つ隣と 2 つ隣を指す矢印の両方で狙われやすくなるそうです。BoardGameGeek の投票で遊びやすい人数が 4〜5 人になっているのも、この評価と重なります。

もう一つは、相手の取り分を削る動きがゲームの中心にあることです。自分の列にマイナスの宝箱を重ねられれば、矢印の先の人は宝を失います。邪魔をし合うのが苦手な人がいる卓では、レビューが長所として挙げたこの仕組みが、そのまま短所になるでしょう。

運の比重も人を選びます。宝カードは最後まで伏せられたままで、0〜3 点のカードに 10 点が 1 枚だけ混ざっているので、その 1 枚の行方で差が付くこともありえます。レビューは、これを最後まで緊張が続く長所として扱い、減らしたい人にはルールブックの調整案を勧めていました。

Greedy Dragons がおすすめの卓

向くのは、4〜6 人で集まって、30 分以内のゲームを 1 本挟みたい卓です。ルールは「1 枚置いて、矢印の先に配る」だけなので、ボードゲームに慣れていない人が混ざっても始められます。対象年齢は 8 歳以上ですが、BoardGameGeek の利用者投票では 10 歳以上とされていました。子どもと遊ぶなら、矢印と足し引きを追えるかどうかを目安にするとよさそうです。

短時間で家族や友人と遊べるゲームとしては、当店のレビュー記事にラミーキューブ(Rummikub)パス・ザ・ピッグスもあります。

輸入版で遊ぶときの注意

当店の商品は並行輸入正規品の英語版です。カードの効果は、Casual Game Revolution の説明どおりなら矢印と、プラスかマイナスの付いた宝箱の数で表されます。遊んでいる最中に英文を読む場面は少ないと考えられますが、ルールブックは英語です。BoardGameGeek の言語依存の投票は、まだ票が入っていませんでした。

取得した出典には、日本語版についての記載が見当たりませんでした。ルールを確かめたいときは、出版社 Evil Hat Productions の商品ページに「LEARN TO PLAY」の欄があり、上のルール説明は Casual Game Revolution のレビューが元です(参考情報に URL を載せました)。

よくある質問

何人で、何分くらい遊べますか

2〜6 人で遊べ、出版社の表記では 1 回 15〜30 分です。レビューでは 4 人以上がいちばん楽しいとされ、2 人ではダミーの手を使います。

英語が読めなくても遊べますか

カードの効果は矢印と宝箱の数で表されるので、ゲーム中に英文を読む場面は少ないと考えられます。ルールブックは英語なので、最初に誰か 1 人がルールを把握しておくと始めやすくなります。

集めた宝のカードは見られますか

見られません。宝カードは取るときも捨てるときも裏向きで、ゲームが終わってから全員で表にして点数を数えます。

子どもと一緒に遊べますか

出版社の対象年齢は 8 歳以上です。BoardGameGeek の利用者投票では 10 歳以上とされているので、矢印の向きと足し引きを追えるかどうかが目安になります。

商品情報

価格は 1,780 円です。並行輸入正規品として取り扱っており、到着後に初期不良が確認された場合は、当店の初期不良補償の対象として対応します。

Greedy Dragons の商品ページ

通販ページで商品を確認する

参考情報

  • Casual Game Revolution のレビュー(Naomi Laeuchli): https://casualgamerevolution.com/blog/2019/08/greedy-dragons-a-card-game-of-puzzles-take-that-and-divvying-up-loot
  • BoardGameGeek のゲームページ: https://boardgamegeek.com/boardgame/244939/greedy-dragons
  • Evil Hat Productions の商品ページ: https://www.evilhat.com/home/greedy-dragons/
  • Edo さんのレビュー動画(YouTube): https://www.youtube.com/watch?v=23wSx0RFnj0

プレイ時間は、出版社と BoardGameGeek が 15〜30 分、当店の商品ページが 15 分以上と表記しています。表には出版社の値を載せました。

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