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Hive Pocket(ハイヴポケット)完全ガイド|初心者向けボードレス戦略ボードゲームの魅力、Hiveとの違い

Hive Pocket(ハイヴポケット)完全ガイド|初心者向けボードレス戦略ボードゲームの魅力、Hiveとの違い

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「Hive(ハイヴ)」は、ジョン・イアニ氏によってデザインされた2人専用のアブストラクト戦略ボードゲームです。
ボードを使用せず、タイルを配置したり移動させたりしながら遊びます。
この記事では、提供されたソースの情報のみを使用し、「Hive」の魅力やプレイ上のポイントを分かりやすく解説します。

ゲームの基本情報

「Hive」は、自分の駒と相手の駒を組み合わせて、相手のクイーンビー(女王蜂)を完全に囲むことが目的のゲームです。
相手よりも早くクイーンビーを囲んだプレイヤーが勝利します。
もし自分のクイーンビーが相手に囲まれてしまった場合、そのプレイヤーは敗北となります。

ゲームはボードを使わず、プレイヤーが交互に手札からタイルを配置したり、すでに配置されているタイルを移動させたりすることで進行します。
ゲームの開始時、各プレイヤーは同じ色の11個のタイル(ピース)を持ちます。
これらのピースは、それぞれ異なる動き方をする昆虫やクモの名前が付けられています。
基本となるピースは、クイーンビー、ビートル(カブトムシ)、グラスホッパー(バッタ)、スパイダー(クモ)、ソルジャーアント(兵隊アリ)の5種類です。
拡張セットで追加されるピースとして、レディーバグ(てんとう虫)、モスキート(蚊)、ピルバグ(ダンゴムシ)も存在します。

ゲームの最初のターンでは、先行プレイヤーが好きなピースをテーブルの中央に配置します。
続く後攻プレイヤーは、先行プレイヤーが置いたピースに隣接させて自分のピースを配置します。
これ以降のターンでは、新しくピースを配置する場合、必ず自分の色のピースに隣接させて置かなければなりません
ただし、後手番プレイヤーの最初の1手はこの制限の例外です。
配置されたピースはゲーム中に取り除くことはできません。

クイーンビーは、自分の4ターン目までに必ずゲームフィールドに配置する必要があります
クイーンビーが配置されるまで、プレイヤーはフィールド上のピースを動かすことができません。
クイーンビーが配置された後は、自分のターンに「ピースの配置」と「ピースの移動」のどちらかを選べるようになります。

ピースの移動にはいくつかの共通ルールがあります。
一つは「ワンハイブ・ルール」で、プレイ中のすべてのピースは常に連結した一つの塊(ハイブ)になっていなければなりません
ピースを移動させた結果、ハイブが分断されるような動きは禁止されています。
また、ピースのほとんどは「スライド移動」をします。
これは、ピースが物理的にスライドして入り込める場所にしか移動できない、ということです。
ピースが他のピースによって囲まれ、物理的にスライドして出られない状態になっている場合、そのピースは移動できません。
ただし、グラスホッパー、ビートル、レディーバグは、他のピースの上を移動できるため、このスライド移動の制約を受けない例外です。

各ピースのユニークな動き方は以下の通りです:

  • クイーンビー: 1マスだけ隣接するスペースに移動できます。
  • ビートル: 1マス移動できます。
    他のピースの上に登ることができ、上に乗られたピースは動けなくなります。
    ビートルが上に乗っている場合、そのスタックの色はビートルの色として扱われます。
  • グラスホッパー: 直線状に並んだ他のピースを飛び越え、その列の次の空きスペースに着地します。
    移動するには、少なくとも1つ以上のピースを飛び越える必要があります。
  • スパイダー: 常にちょうど3マスだけ移動します。
    移動経路で後戻りはできず、常にハイブに接していなければなりません。
  • ソルジャーアント: ハイブの外周を好きなだけ移動できます。
    ワンハイブ・ルールやスライド移動の制約は受けます。
    非常に汎用性の高いピースです。

拡張ピースの動きは以下の通りです:

  • レディーバグ: 3マス移動(2マス上、1マス下)します。
    囲まれたスペースにも入れます。
  • モスキート: 接している他のピースの動きを模倣します。
    ビートルとして上に乗ったら、降りるまでビートルの動きをします。
    他のモスキートにのみ接している場合は動けません。
  • ピルバグ: 相手のピースを動かす複雑な動きをします。

もしプレイヤーが合法的にピースを配置または移動できない場合、そのターンはスキップされ、相手の番になります。
ゲームは、どちらかのクイーンビーが完全に囲まれるか、引き分けとなるまで続きます。
引き分けは、片方のクイーンビーを囲む最後の1手が、同時に相手のクイーンビーも囲んでしまった場合や、両プレイヤーが同じ動きを繰り返す以外に手がない(ステイルメイト)場合にも発生します。

Hiveの魅力

Hiveには数多くの魅力がありますが、ここでは特に注目すべき3つの特徴を紹介します。

魅力 1:シンプルなのに奥深い戦略性

「Hive」は、ボードがないシンプルなルールでありながら、非常に高い戦略性を持っています。
多くのソースがチェスに似た戦略ゲームだと述べています。
しかし、チェスとは異なり、ルールはシンプルで学びやすい一方、マスターするには一生かかるかもしれないほど奥深いと評されています。

このゲームには運の要素が一切ありません。
純粋にプレイヤーの思考や戦略によって勝敗が決まります。
ゲームの状況は一手ごとに変化し、常に相手の手に対する反応が求められるため、試合を通して一つの戦略に固執するのは難しいとされています。

「Hive」には様々な戦略が存在します。
例えば、相手のピースを動けなくする「ピンニング」や「ブロッキング」は重要な戦術です。
特にアントやビートルは、ピンニングに非常に適したピースだと述べられています。
また、「テンポ」という概念も重要です。
これは、効率的な手を打つことで相手の手番を無駄にさせ、自分に有利な状況を作り出す考え方です。

各ピースは異なる役割を持ち、ゲームの状況に応じてどのピースを使うべきか判断することが重要です。
例えばアントは盤面を素早く移動でき、ピンニングに優れています。
ビートルは他のピースの上に乗り、ピースを完全に封じ込めることができます。
スパイダーは3マス移動という制約があるため、使い方が難しい場合もあるようです。
グラスホッパーは直線移動ですが、他のピースを飛び越える能力で閉じたスペースにも入れます。
クイーンビー自体は移動力が低いですが、動かせる状態にしておくことが勝敗を分ける可能性もある重要なピースです。

魅力 2:圧倒的な携帯性とプレイ環境の自由度

「Hive」の大きな特徴の一つは、ボードを使用しないことです。
ピースのみでゲームエリア(ハイブ)を作りながらプレイするため、テーブルなど平らな場所さえあればどこでも遊ぶことができます。

特にコンパクト版の「Hive Pocket」は、ピースが小さく、非常に携帯性に優れています
ピースは丈夫なタイルでできており、濡れても問題ないため、屋外でのプレイにも最適だと紹介されています。
砂浜や雪原、中にはプールの水底で遊んでいる写真もあるほど、プレイ環境を選ばないゲームです。
旅行に持っていくゲームとしても非常に優れていると評価されています。

魅力 3:タクタイルな心地よさ

「Hive」のピースは、触感の良い、ずっしりとした重みのある六角形のタイルです。
これらのタイルを実際に手に取って動かす感触は、ゲームの楽しさを高める要素の一つだと述べられています。
オンライン版も存在しますが、タイルの触覚的な魅力や、対面で相手と駆け引きするインタラクションは、物理的なタイルならではの体験です。

また、ゲーム時間も10〜20分程度と短く、手軽に楽しめる点も魅力です。
シンプルながらも戦略的な思考が求められるため、短時間で濃厚なプレイ体験が可能です。

惜しい点・注意点

「Hive」は優れた戦略ゲームですが、プレイする前に知っておくべきいくつかの注意点があります。

まず、引き分けが多いことが挙げられます。
競技レベルでも引き分けが問題になることがあるほどで、特にゲーム開始直後のルール変更(最初のターンにクイーンを配置できないように変更)が行われる前はさらに引き分けが多かったようです。
AIを用いた実験でも、多数のゲームが引き分けに終わったという結果が出ています。
引き分けは、両プレイヤーのクイーンが同時に囲まれた場合だけでなく、両者が同じ手を繰り返すしかない状況(デッドロック)でも発生します。
これはゲームの性質上起こり得ることですが、戦略の奥深さを損なうものではありません。

次に、純粋なスキルゲームであるがゆえに、プレイヤー間の経験や習熟度によって差が出やすい可能性がある点です。
運の要素がないため、経験豊富なプレイヤーは初心者に対して有利にゲームを進めることができるかもしれません。
チェスのように、序盤の数手でゲームの流れが決まるように感じるプレイヤーもいるようです。
しかし、ソースでは「Hive」の戦略は常に変化するとも述べられており、慣れるほどに新たな発見や面白さが増していくゲームだと言えるでしょう。

また、拡張ピース(レディーバグやモスキートなど)は、オリジナルの5種類に慣れてから使用することが推奨されています。
新しい動きが加わることで戦略がさらに複雑になるため、最初は基本セットでゲームに慣れるのが良いかもしれません。

最後に、基本的なミスが影響しやすいという意見もあります。
序盤の配置や移動のミスが後半に響きやすく、詰んだような状況になってしまうと、ゲームの緊張感が失われることもあるようです。
ただし、これも戦略ゲームならではの醍醐味とも言えます。
慎重なプレイと先読みが重要になります。

こんな人におすすめ

以上の情報から、「Hive」は以下のような方におすすめできるボードゲームです。

  • チェスや将棋のようなアブストラクト戦略ゲームが好きな方
  • 2人専用のゲームを探している方
  • 旅行やアウトドアなど、場所を選ばずにゲームをしたい方
  • 短時間で、かつ濃厚な戦略ゲームを楽しみたい方
  • 運ではなく、自分の思考や戦略で勝敗を決めたい方
  • 触感の良いコンポーネントでプレイしたい方
  • 対象年齢9歳以上のお子様がいるファミリーで楽しめるゲームを探している方
  • 囲碁やオセロのように、相手を「囲む」ことが勝利につながるゲームシステムに魅力を感じる方

純粋な戦略と携帯性の高さを兼ね備えた「Hive」は、多くのプレイヤーにとって魅力的な選択肢となるでしょう。
家族や友人と、場所を選ばずに白熱した頭脳戦を楽しんでみてはいかがでしょうか。

Hive Pocket について

「Hive Pocket」は、John Yianni氏によってデザインされた、受賞歴のあるボードゲーム「Hive」のコンパクト版です。
2010年に発売されました。

このゲームは2人専用の戦略ゲームで、ボードは使用しません
ゲームの盤面は、プレイヤーが配置する六角形のタイルによって形成されていきます。

ゲームの目的はただ一つ、相手の女王蜂(Queen Bee)を、自分の駒であろうと相手の駒であろうと関係なく、合計6つの駒で完全に囲むことです。
先に相手の女王蜂を囲んだプレイヤーが勝利となります。

各プレイヤーは同じ色の11個の駒(タイル)を持ち、それぞれ異なる種類の昆虫やクモが描かれています。
基本的な駒は、女王蜂(Queen Bee)、カブトムシ(Beetle)、バッタ(Grasshopper)、クモ(Spider)、アリ(Soldier Ant)です。
特筆すべき点として、「Hive Pocket」にはオリジナル版の拡張駒であるテントウムシ(Ladybug)と蚊(Mosquito)が含まれています
これにより、より多くの戦略や動きのバリエーションが生まれます。

ゲームプレイはシンプルで、交互に手番を行います。
手番では、以下のどちらかを選択します:

  • 手持ちの駒を1つ、盤上に配置する
  • 既に盤上にある自分の駒を1つ、その駒のルールに従って移動させる

駒の配置にはいくつかのルールがあります:

  • 最初のプレイヤーは任意の場所に1つ目の駒を置きます
  • 2人目のプレイヤーは、最初の駒に隣接させて自分の駒を置きます
  • 新しく置く駒は自分の色の駒にのみ隣接させなければなりません(相手の駒に隣接する場所には置けません)
  • 女王蜂は自分の4手目までに必ず盤上に配置しなければなりません
  • 女王蜂が配置されるまでは、駒を移動させることはできません
  • 一度配置された駒は、盤上から取り除くことはできません

移動に関する重要なルールとして、「One Hive Rule」があります。
これは、盤上のすべての駒が常に一つの繋がった塊(ハイヴ)を形成していなければならないという規則です。
駒を移動させる結果、ハイヴが二つ以上に分断されてしまうような移動は禁止されています。

また、ほとんどの駒はハイヴの端をスライドするように移動しますが、物理的にスライドできない狭い場所へは移動できません。
ただし、カブトムシ、バッタ、テントウムシ、蚊(これらの動きを模倣している場合)は、タイルの上を移動したり飛び越えたりすることで、このスライド制限を受けない例外です。

各駒の基本的な動き方は以下の通りです:

  • 女王蜂 (Queen Bee): 1マスだけ隣接する場所に移動できます
  • カブトムシ (Beetle): 1マス移動に加え、他の駒の上に乗ることができます。
    カブトムシに「乗られた」駒は移動できません。
    また、カブトムシは囲まれたスペースにも「ドロップ」して入ることができます
  • バッタ (Grasshopper): 直線上の他の駒を飛び越え、その直線上の最初の空きマスに着地します。
    飛び越える駒は少なくとも1つ必要です
  • クモ (Spider): ハイヴの周りを正確に3マス移動します。
    移動中に後戻りすることはできません
  • アリ (Soldier Ant): 「One Hive Rule」を守る限り、ハイヴの周りの任意のマス数移動できます。
    多用途で非常に価値の高い駒とされています
  • テントウムシ (Ladybug): 3マス移動します。
    最初の2マスはハイヴの上を移動し、最後の1マスで下へ移動します
  • 蚊 (Mosquito): 隣接する駒の動きを模倣します。
    ハイヴの上に乗っている間はカブトムシの動きになります

駒の移動や配置ができなくなった場合、そのプレイヤーは手番をスキップします。
ゲームは相手の女王蜂が完全に囲まれた瞬間に終了します。
もし1回の移動で両プレイヤーの女王蜂が同時に囲まれた場合、そのゲームは引き分けとなります。
また、千日手も引き分けの原因となります。

「Hive Pocket」は運の要素が全くないスキルゲームです。
チェスと比較されることが多く、同様に戦略的ですが、よりシンプルで、テーマも良く、手軽に楽しめると評されています。
ゲーム時間は通常10~20分程度と短いのが特徴です。

駒は丈夫で手触りの良い六角形タイルで作られており、ボードがないため携帯性に優れています。
砂浜や雪上など、場所を選ばずにプレイできる「屋外最強のボドゲ」とも言われています。
ルール説明書は分かりやすく、各駒の動き方には役立つ図解が添えられています。
シンプルなルールながら奥深い戦略性があり、防御(囲い込み)や攻撃(カブトムシによる女王蜂へのドロップなど)といった様々なアプローチが可能です。


公式ルールブック へのリンク1

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