『インコヒアレント(Incohearent)』は、What Do You Meme? が出している大人向けのパーティーカードゲームです。カードの表には意味の通らない英単語の並びが書かれていて、声に出して読むと、裏に書かれた別のフレーズに聞こえてきます。出版社が挙げる例は "thirds teeth or stay" で、口に出して繰り返すうちに "thirsty Thursday" と言っていたことに気づく、という仕掛けです。
英国の通販店 Zatu のレビュアーは、ルールがごくシンプルであることを認めたうえで、何度も言い直して答えを探す時間こそが面白いと評価しました。一方で、同じレビュアーの家族からは「これはゲームではない」と言われています。
結論から言うと、英語の音で遊ぶことを楽しめる大人の集まりに向くゲームです。得点を競う駆け引きを求めるグループや、英語の発音にまったく触れたくないグループには合いません。
インコヒアレントの基本情報
| ゲーム名 | Incohearent(インコヒアレント) |
|---|---|
| 種類 | 声に出して答えを当てるパーティーカードゲーム |
| 人数 | 2人以上(当店の商品情報では2人から20人以上) |
| 対象年齢 | 17歳以上 |
| 出版社 | What Do You Meme? |
| 内容物 | カード(当店の商品情報では400〜500枚)、タイマー、説明書 |
| カテゴリー | ポップカルチャー、パーティー、きわどいネタの3種 |
| 言語依存 | 高い(カードはすべて英語のフレーズで、英語の発音で解く) |
対象年齢が17歳以上なのは、出版社の説明によれば、大人向けの言葉や話題を含むためです。1ゲームにかかる時間は、今回参照した出典には書かれていませんでした。
インコヒアレントのルールと遊び方
各ラウンドで1人が判定役になり、残りの全員が「翻訳役」になります。判定役はタイマーをひっくり返し、答えと手がかりが自分にだけ見える向きでカードを掲げます。翻訳役に見えているのは、表の意味不明な単語の並びだけです。
1ラウンドの流れ
翻訳役はカードの表を声に出して読み、隠れたフレーズを探します。最初に正しく言い当てた人が、そのカードをもらえます。行き詰まったときは、判定役がカードの裏にあるヒントを1ラウンドに1回だけ出せます。正解が出るか、翻訳役がパスを選ぶと、判定役はすぐ次のカードを出します。
出版社の説明では、タイマーは60秒です。タイマーが切れるか、3枚解けた時点でラウンドは終わり、反時計回りで次の人が判定役になります。
勝利条件
最初に13枚のカードを集めた人が勝ちです。判定役はラウンドごとに交代するので、全員が答える側と出題する側の両方を経験します。
インコヒアレントの面白さと評価
Zatu のレビュアーは、最初は簡単だと思っていたそうです。実際には、ほとんどのカードで同じ言葉を何度も繰り返し、単語のつなげ方を変えて試さないと答えが出てきませんでした。その過程で参加者全員が、アクセントや速さを変えて同じ意味不明な言葉を唱え続けることになり、それがいちばん笑える場面だったと書いています。
場面を選ばない手軽さも評価されています。レビュアーは家族と対面で遊んだほか、ビデオ通話でカードを読み上げたり、カードの写真をメッセージアプリで送ったりして遊んだそうです。Zatu のまとめ欄には、良い点としてばかばかしい楽しさ、始めやすさ、場面を選ばないことが挙がっていて、同店の点数は87%でした。
海外の掲示板 Reddit の r/boardgames には、ボードゲームの集まりで初めて遊んで楽しかったので購入を考えている、という投稿があります。投稿者は、似た遊びのゲームとして『Mad Gab』の名前も挙げていました。
気になる点
一番の分かれ目は、これをゲームと感じるかどうかです。Zatu のレビュアーの家族は「ゲームではない」と言い、レビュアー自身もルールはごくシンプルで、得点を細かく管理したり例外の処理を決めたりするゲームではないと認めています。まとめ欄の「合わない点」にも、ゲームと言えるかどうか、大人向けのカード、中身の少なさの3つが並んでいます。
カードの出来にもばらつきがあります。同じレビューには、解けないまま終わる外れのフレーズが箱の中にあると書かれていました。フレーズはアメリカ寄りの題材が多く、アメリカ英語の発音で読んだほうが答えにたどり着きやすいカードもあるのではないか、とレビュアーは推測しています。
大人向けのカードは、事前に抜いておけば避けられます。レビュアーは9歳の子どもと遊ぶために、先にカードを選り分けてから使ったそうです。
インコヒアレントが向く人
友人同士の集まりで、ルール説明に時間をかけずに始めたい人に向いています。判定役以外の全員が同時に答える形なので、人数の多い集まりでも使えます。英語の言葉遊びが好きな人や、Zatu のレビュアーのように、ばかばかしさを笑い合える仲間と遊ぶ人に合っています。
当店では、ほかのパーティーゲームのレビューとして『スパイフォール2』『ピカシモ』『KLASK 4』も公開しています。インコヒアレントは、英語の発音そのものを遊びの材料にする点が特徴です。
輸入版で遊ぶときの注意
当店で扱っているのは英語版で、カードの表も裏の答えもヒントも英語です。答えはアメリカの言い回しやポップカルチャーの語句なので、英語の発音をある程度知っている人が1人でもいると進めやすくなります。
当店の商品情報のとおり、パッケージや説明書は海外仕様で、日本語版とは内容や表記が異なる場合があります。今回参照した出典には、日本語版が出ているかどうかの記載はありませんでした。
よくある質問
何人で遊べますか?
出版社は2人以上としています。当店の商品情報では2人から20人以上です。
何歳から遊べますか?
対象年齢は17歳以上です。大人向けの言葉や話題を含むためで、レビューでは大人向けのカードを事前に抜いて子どもと遊んだ例が紹介されています。
英語が苦手でも遊べますか?
カードはすべて英語のフレーズで、英語の発音で答えを探すゲームです。英語の発音にある程度慣れた人がグループにいると遊びやすくなります。
どうなったら勝ちですか?
最初に13枚のカードを集めた人が勝ちです。カードは、判定役が掲げたフレーズを最初に言い当てた人がもらえます。
商品情報
価格は 3,620 円です(通常価格 3,980 円)。欧米の正規店から直接仕入れた並行輸入正規品で、新品未開封品を一点ずつ検品してお届けします。
インコヒアレントの商品ページ
通販ページで商品を確認する参考情報
- What Do You Meme?「Incohearent」: https://www.whatdoyoumeme.com/products/incohearent
- 707 Street「Incohearent by What Do You Meme? Card Game」: https://707street.com/products/incohearent-by-what-do-you-meme-card-game
- Zatu「Incohearent Review」: https://zatu.com/blogs/reviews/incohearent-review
- Reddit r/boardgames「Incohearent vs Mad Gab: Which do you prefer?」: https://www.reddit.com/r/boardgames/comments/uqw9br/incohearent_vs_mad_gab_which_do_you_prefer/
カードの枚数は出典によって異なります。出版社のページに載っている現行の第2版は300枚で、内容をすべて入れ替えた版と説明されています。この商品と同じ UPC(810816030333)の商品を扱う 707 Street では400枚、当店の商品情報では400〜500枚としています。Zatu のレビューでは、大人向けのカードの束を「kinky」と呼んでいます。