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ボードゲーム Let's Go To Japan Passport Microexpansion 拡張セット パスポートカード 18枚 個性 旅行者 英語版 日本語説明書なし

『レッツゴー・トゥー・ジャパン パスポート拡張』レビュー|18枚の旅行者カードで変わる得点

『Let's Go! To Japan: Passport Microexpansion(レッツゴー・トゥー・ジャパン パスポート拡張)』は、東京と京都の1週間の旅程を組むボードゲーム『Let's Go! To Japan』に、18枚のパスポートカードを足す小さな拡張です。各プレイヤーはゲームの最初にパスポートを1枚選び、そのカードに書かれた旅行者として旅程を組みます。遊ぶには基本ゲームが別に必要です。

基本ゲームでは、配られるカードは違っても得点の取り方は全員共通です。パスポート拡張では、プレイヤーごとに開始時のボーナス、ゲーム中に使える能力、終了時の追加得点のどれかが加わります。出版社のルールブックでは、細部まで予定を詰める計画派なのか、思い立ったらすぐ電車に乗る気まぐれ派なのか、という問いでこの拡張を紹介しています。

結論から書くと、基本ゲームを何度か遊んで「毎回似た旅程に落ち着く」と感じ始めた人には、2,000円台で足せる変化として検討する価値があります。一方で、基本ゲームを持っていない人や、まだ数回しか遊んでいない人が先に買うものではありません。

ボードゲーム Let's Go To Japan Passport Microexpansion 拡張セット パスポートカード 18枚 個性 旅行者 英語版 日本語説明書なし

レッツゴー・トゥー・ジャパン パスポート拡張の基本情報

ゲーム名 Let's Go! To Japan: Passport Microexpansion(ルールブック上の名称は Grab Your Passport)
内容物 パスポートカード18枚
人数 1人から5人
時間 45分(ルールブックの表記)
対象年齢 10歳以上
デザイナー Josh Wood
出版社 Alderac Entertainment Group(AEG)
言語依存 中程度(パスポートカードの能力が英語の文章で書かれている)
日本語版 今回確認した出典に記載なし
必要なもの 基本ゲーム『Let's Go! To Japan』

基本ゲームは、ボードゲーム情報サイト「ボドゲーマ」に『日本に行こう!』の名前で登録されており、プレイ人数は1人から5人、時間は45分から60分、対象年齢は10歳以上、2024年発売と表記されています。

パスポート拡張のルールと、基本ゲームの遊び方

追加ルールはシンプルで、基本ゲームの準備を終えたあとに一手間加えるだけです。パスポートカードをシャッフルして各プレイヤーに2枚ずつ配り、それぞれが1枚を選んで全員同時に公開します。選んだ1枚は自分のプレイヤーボードの近くに表向きで置き、もう1枚は残りのパスポートと一緒に箱へ戻します。効果が及ぶのは、それを選んだ本人だけです。

ルールブックでは、基本ゲームにまだ慣れていないプレイヤーがいる場合は富士山のアイコンが付いたカードを外すよう勧めています。ソロプレイでは、対戦相手役の travel agent が経験値トークンをすべて「3」のマスに置いた状態から始めます。

基本ゲームの1ラウンド

ボドゲーマに投稿されたルール全訳から、基本ゲームの要点をまとめます。ゲームは13ラウンドあり、各ラウンドで全員が同時に、東京と京都の山札(各80枚のアクティビティカード)からカードを引きます。その中から指定された枚数をプレイし、残りを隣のプレイヤーに渡します。渡す相手はラウンド1から7までが左隣、ラウンド8以降は右隣です。受け取ったカードは、そのラウンドの間は見ることも使うこともできません。

プレイしたカードは、プレイヤーボードの月曜日から土曜日のいずれかの列に差し込みます。1列に置けるのは3枚までで、一番下のカードがその日の「ハイライト」になります。3枚目を置いた時点で、その日に割り当てられた好条件トークンとカードのアイコンがいくつ一致しているかを数え、一致した数に応じたデイボーナスを1つ選びます。手札に欲しいカードがなければ、1枚を捨てて山札の一番上を裏向きのまま差し込む「散歩」もできます。

旅行に出る最終ラウンド

13ラウンド目が終われば、いよいよ旅行です。月曜日の列の一番上から順にカードを起動し、得点を計算します。東京のカードと京都のカードの境目には移動用のトレイントークンを置き、1枚につき2点マイナスになります。ハイライトの条件は、そのカードがある曜日までに経験したことだけを参照します。ルールブックでは、得点計算のときにその日の行動をナレーションしながら進めることを勧めています。

POINT

パスポートは、この得点の数え方をプレイヤーごとに変えるカードです。同じ旅程を組んでも、選んだパスポートによって得点になるカードが変わります。

パスポート拡張の面白さと、基本ゲームの評価

パスポートの面白さは、ルールブックの注記からも読み取れます。たとえば BALANCED は、得点計算のときに青い東京タグとピンクの京都タグの付いたカードだけを数えます。LEARNER で得点になるのは8枚のカードです。Kyoto National Museum や Manga Museum などの博物館と、Take a Cooking Class や Take an Ikebana Class といった体験教室が対象になります。LEARNER を選んだプレイヤーは、博物館と体験教室を巡る旅を目指すことになります。

ほかにも、経験値トークンが最多タイで並んだときにどれを得点にするか選べる DISCERNING や、一部のアイコンが2倍になる GO-GETTER などがあります。ドラフトで同じカードが回ってきても、持っているパスポートによって欲しい人とそうでない人に分かれます。

基本ゲームへの評価は、特にテーマの面で高くなっています。Reddit の r/boardgames に投稿したレビュアー(boredgameslab 氏)は25点満点で21点を付け、テーマの項目は5点中5点でした。旅行の計画を立てること自体が楽しい人にとって、その楽しさがそのままゲームになっていると評しています。レビューサイト Jesta ThaRogue は10点中7点で、曜日のボーナスやハイライトを考えながらカードを置く場所を決めるのが面白い、と評価しています。

日本語のレビューでは、ブログ「ボードゲームメモ」が10点中6点を付け、カードの文章は英語でも、日本人なら絵とタイトルで何を表しているかすぐに分かると書いています。note に感想を書いた NEZ 氏は、保護猫ハウスやカプセルホテルのように、日本人からすると観光地とは思わない場所が出てくるのも面白いと述べています。

気になる点と、合わない卓

今回確認した出典では、パスポート拡張そのものの欠点の指摘は見当たりませんでした。以下は基本ゲームへの指摘と、拡張のルールから読み取れる注意点です。

1つ目は、得点計算に時間がかかる点です。Jesta ThaRogue は、得点計算にドラフトと同じくらい時間がかかり、細かい例外もあると指摘しています。NEZ 氏も、得点計算は手順が多く、得点方法を忘れないよう注意が必要だと書いています。パスポート拡張はプレイヤーごとの得点条件を1つ足すため、この負担が軽くなることはありません。

2つ目は、選択肢の幅が狭めな点です。Jesta ThaRogue は、選べるカードが常に2枚から4枚しかない点を挙げています。boredgameslab 氏は、歯ごたえのある戦略ゲームを求める人、プレイヤー同士の絡みを求める人、テーマに興味がない人には合わないかもしれないと書いています。パスポート拡張を加えても、ほかのプレイヤーに干渉する手段が増えるわけではありません。

3つ目は、人数の表記が出典によって異なる点です。ルールブックやボドゲーマでは1人から5人となっていますが、NEZ 氏の note では1人から4人と書かれています。この記事ではルールブックの表記を採用しました。プレイ時間についても、ルールブックでは45分、当店の商品説明やボドゲーマでは45分から60分となっています。

パスポート拡張をおすすめしたい卓

基本ゲームを持っていて、同じメンバーで繰り返し遊んでいる卓に向いています。各自が別のパスポートを持つことで、得点計算のナレーションでも「博物館めぐりの旅」のような個性が出やすくなります。boredgameslab 氏が勧める、旅の話をしながら得点を数える遊び方とも相性がよいはずです。

日本を旅するボードゲームとしては、Jesta ThaRogue が『Tokaido』を並べて紹介しています。あちらは東海道を進みながら食事や温泉を楽しむゲームで、Let's Go! To Japan は東京と京都の旅程を先に組み、最後にまとめて実行するゲームです。和風のテーマでカードドラフトを遊びたいなら、当店ブログのKanagawa のレビューも比較材料になります。

輸入版で遊ぶときの注意

当店で扱っているのは英語版で、日本語の説明書は付属しません。パスポートカードの能力は英語の文章で書かれているため、基本ゲームのアクティビティカードに比べると、文字を読む場面が多くなります。ただし枚数は18枚なので、遊ぶ前に全カードの効果を訳しておくことも十分に現実的です。

拡張のルールは、AEG が公開しているパスポート拡張のルールブック(PDF、英語)で事前に確認できます。基本ゲームのルールは、ボドゲーマにルール全訳の投稿があります。日本語版については、今回確認した出典に記載がありませんでした。

よくある質問

この拡張だけで遊べますか

遊べません。内容物はパスポートカード18枚だけで、基本ゲーム『Let's Go! To Japan』が別に必要です。

何人で遊べますか

ルールブックの表記は1人から5人です。ソロプレイで使う場合は、travel agent の経験値トークンをすべて「3」のマスに置いた状態から始めます。

英語が読めなくても遊べますか

パスポートカードの能力は英語の文章なので、内容を把握しておく必要があります。18枚と少ないため、事前に訳を用意しておけば対応できます。

商品情報

価格は 2,240 円です(通常価格 2,500 円)。並行輸入正規品として、新品・未開封の状態で管理しています。海外輸入ボードゲームに慣れたスタッフが入荷時の状態を確認し、初期不良補償の案内体制も整えています。

レッツゴー・トゥー・ジャパン パスポート拡張の商品ページ

通販ページで商品を確認する

参考情報

  • AEG「Grab Your Passport」ルールブック: https://www.alderac.com/wp-content/uploads/2025/02/LetsGoToJapan_Passport_Rulebook.pdf
  • ボドゲーマ『日本に行こう!』: https://bodoge.hoobby.net/games/lets-go-japan
  • ボドゲーマ ルール全訳(jurong 氏): https://bodoge.hoobby.net/games/lets-go-japan/instructions/45612
  • Jesta ThaRogue のレビュー: https://www.jestatharogue.com/game-reviews/how-to-play-lets-go-to-japan-review/
  • Reddit r/boardgames のレビュー(boredgameslab): https://www.reddit.com/r/boardgames/comments/1bba8y8/my_review_of_lets_go_to_japan/
  • ボードゲームメモ: https://boardgamememo.com/archives/21837
  • NEZ 氏の note: https://note.com/mythology_nez/n/nfdf2772099b4
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