Marvel United: X-Men - Blue Team レビュー:チーム戦が熱い!90年代X-Men愛好家必見の拡張セット
90年代X-Menアニメで活躍したお馴染みのヒーローたちが再集結!
この記事では、Marvel United: X-Men - Blue Teamの魅力を徹底解説します。
新たなTeam vs Teamモードで体験する白熱のチーム戦と、独特なDNA収集システムを持つミスター・シニスター戦の奥深さを発見しましょう。
ゲームの基本情報
プレイ人数は1-6人(推奨2-4人)、プレイ時間約40分、対象年齢14歳以上(コミュニティでは8歳以上)で、複雑度は2.00/5と中程度の難易度に設定されています。
この拡張セットは単体では遊べず、Marvel UnitedまたはMarvel United: X-Menの基本セットが必要です。
ゲームの核となるメカニクスは、カードをストーリーラインに配置し、前のヒーローのアクションシンボルを活用する協力システムです。
ただし、この拡張では革新的なTeam vs Teamモードが導入され、プレイヤー同士の対戦要素が加わります。
Marvel United: X-Men - Blue Teamの魅力:90年代X-Menの完全再現
愛されるヒーローたちの個性あふれる能力と革新的なゲームモードが、90年代X-Menの世界を現代に蘇らせます。
愛されるヒーローたちの個性あふれる能力
Blue Teamには4人のヒーローが収録されています:Rogue(ローグ)、Gambit(ガンビット)、Psylocke(サイロック)、Jubilee(ジュビリー)。
それぞれが独特な能力を持っています。
ローグは他のヒーローの能力を吸収する「Power Absorption」能力カードを4枚持ちます。
ストーリーライン上の他のヒーローカードの特殊効果を使用できる点が最大の特徴です。
ヒロイックとアタックアクションの両方に優れているものの、移動機会が限られているのがウィークポイントです。
サイロックは強力な攻撃力と移動力、そして複数アイコンカードを持つ攻撃特化型ヒーローです。
「Psionic Blast」でヴィランやヘンチマンをスタンさせ、「Telepathy」でストーリーライン内のヒーローカードを入れ替える能力は、チームを窮地から救う重要な役割を果たします。
ジュビリーは優れた移動力と多数の複数アイコンカードを持ちます。
「Explosive Light Blasts」カードで最大3つの異なるターゲットにダメージを与える万能型ヒーローです。
サイロックとは攻撃とヒロイックで役割分担ができ、二人が同じチームにいると、お互いの弱点を補完し合う絶妙なバランスを生み出します。
ガンビットは4人の中で最も単一アイコンカードが少なく、「Master Thief」特殊能力カードでワイルドトークンと他のヒーローからトークンを獲得できるスピード重視のヒーローです。
「Molecular Acceleration」カードではアクショントークンを武器化し、隣接するロケーションで3回攻撃を行える独特な戦術が可能です。
革新的なTeam vs Teamモード:プレイヤー対戦の新次元
Team vs Teamモードでは、プレイヤーが2チーム(2対2または3対3)に分かれ、同じヴィランに対して最も多くのダメージを与えたチームが勝利します。
このモードはBlue Teamのヒーローやヴィランに限定されず、この拡張のコンポーネントがあれば、どのMarvel Unitedゲームでも導入可能です。
ゲームの流れは劇的に変化します。
各チームが独自のストーリーラインを持ち、前のヒーローカードのシンボルは自分のチームのもののみ利用可能で、敵チームのヒーローを攻撃してカードを捨てさせることができる(KOはできない)戦略的要素が加わります。
勝利条件も独特で、チームがファーストミッションを完了すると、もう一方のチームも2つのミッションを完了するまでヴィランにダメージを与えることができないという駆け引きが生まれます。
ミスター・シニスターの独特なゲームプレイ
ミスター・シニスターは他のヴィランと異なり、ヒーローを単純に攻撃するのではなく、DNAトークンの収集に焦点を当てている点が革新的です。
ゲーム開始時に12個のDNAサンプルトークンが全ヒーローに均等に配布され、ミスター・シニスターが9個集めるとヒーローの敗北となります。
DNAサンプルトークンを持たないヒーローは、カードの特殊効果を使用できなくなるため、プレイヤーは常にリスクと利益のバランスを考える必要があります。
彼の「Master Manipulator」はヒーローにカードを捨てさせ、「Manipulation」脅威カードはヒーローのカードをランダムに選択させる操作能力も厄介です。
気になる点と対策
いくつかの課題はありますが、適切な対策により十分に楽しめます。
ヒーローの能力バランス
ローグは最も単一アイコンが多く、ゲームを変えるような能力がないため、4人の中では最も弱いという評価があります。
また、ガンビットは他のヒーローからトークンを提供してもらえるヒーローとペアを組んだ時に最も力を発揮するが、この拡張にはそのようなヒーローがいない点が課題です。
対策:他の拡張セットのヒーローと組み合わせることで、これらの弱点を補完できます。
例えば、トークン生成能力を持つヒーローとガンビットを組み合わせると、彼の真価を発揮できます。
Team vs Teamモードの学習コスト
新しいモードには追加のルールが必要で、通常のMarvel Unitedの遊び方に慣れたプレイヤーには、ヒーロー対ヒーローの戦いへの移行が困難かもしれません。
対策:まずは通常の協力モードでBlue Teamヒーローたちに慣れ親しんでから、Team vs Teamモードに挑戦することをお勧めします。
ルールブックをよく読み、練習ゲームを数回行えば、すぐに慣れるでしょう。
こんな人・シーンにおすすめ
様々なプレイヤーのニーズに応える魅力的な拡張セットです。
90年代X-Menアニメファン
90年代X-Menアニメファンには、Gambit、Jubilee、Rogueが登場するBlue Teamの方が懐かしさを感じる内容です。
当時のアニメを見て育った世代には、特に感慨深いキャラクター構成となっています。
対戦要素を求めるプレイヤー
Marvel Unitedは協力ゲームでしたが、この拡張でプレイヤー対戦要素が導入され、競争好きには素晴らしい体験を提供します。
家族や友人同士でチーム戦を楽しみたい方に最適です。
Marvel Unitedシリーズのファン
Marvel United: X-Men - Blue Teamは筆者のお気に入りのX-Men拡張で、Return of the Sinister Sixと並んで最高の拡張と評価されています。
シリーズのファンなら必携の拡張セットです。
6人までのプレイヤーグループ
Team vs Teamモードでは最大6人のプレイヤーが同時に遊べるため、大人数でのゲーム会にも対応できます。
期待できる効果:チームワークの重要性を学びながら、適度な競争要素で盛り上がることができます。
90年代への郷愁を感じつつ、現代的なボードゲームの戦略性を楽しめる貴重な体験となるでしょう。
Marvel United: X-Men - Blue Teamは、愛されるキャラクターたちの魅力的な能力システムと革新的なTeam vs Teamモードが見事に融合した優秀な拡張セットです。
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参照元・引用元