コリドール(Quoridor)徹底レビュー!壁で迷路を作る戦略ボードゲームの魅力を解説
コリドール(Quoridor)は、相手の進路を壁でブロックしながら、自分のコマをゴールに到達させることを目指すボードゲームです。
1997年にギガミック社から販売されたこの作品は、100万本以上を売り上げる大ヒットを記録しており、多くの賞を受賞している名作です。
この記事では、コリドールの魅力から気になる点、おすすめのプレイヤー像まで、実際のプレイヤーの声とともに詳しく解説します。
読み終わる頃には、きっとあなたもこの奥深い戦略ゲームの虜になっているはずです。
ゲームの基本情報
プレイ人数は2人~4人、プレイ時間は15分、対象年齢は6歳~となっており、ルールブックは2ページ長で、そのうち1ページは図解という非常にシンプルな構成です。
9×9グリッドの81個の正方形で構成されたボードを使用し、各プレイヤーは合計20枚の壁を同じ枚数だけ持ちます。
2人プレイの場合は各10枚、3人プレイの場合は各6枚、4人プレイの場合は各5枚でゲームを進めます。
ゲームの核となるメカニクスは驚くほどシンプルです。
自分のターンに「コマを1マス動かす」か「壁を1枚設置する」のどちらかの行動を行い、順番にターンを進めます。
最初に自分のコマが最も向こう側の列(どのマスでも良い)にたどり着いたプレイヤーが勝利となります。
Quoridorを教えるのに言葉は必要ないと評されるほど直感的なルールながら、その奥深さは計り知れません。
コリドールの魅力:シンプルながら奥深い戦略性
コリドールの最大の魅力は、壁を攻撃と防御の両方に使える点にあります。
壁の多彩な活用法が生み出す戦略の幅
一つの方法は非常に分かりやすく、相手の前に壁を置くこと。
しかし、ゲームが上達すると、壁を自分を守るためにも使えるようになるという深い戦略性があります。
実際のプレイヤーからも、壁は相手の進路を塞ぐことに使うと思いがちですが、「自分の進路を妨害されないように壁を配置する」という防御的な使い方もできますという声が寄せられています。
この戦略の発見プロセスが、遊べば遊ぶほどレベルアップしていけるのが楽しい理由となっています。
劇的な形勢逆転が生み出すドラマ
コリドールでは、「うわーこれは詰んだかも…」と思っても意外な一手で大逆転できたり、逆に「これは勝った」と思ったら道を逆戻りさせられたりして、ひとつのひらめきで形勢逆転できるスリリングな展開が魅力です。
あるプレイヤーは、負けているプレイヤーが突然勝てるようになる、プレイが適度に巧妙であればと評価しており、この予測不可能性がゲームの面白さを倍増させています。
負けるととても悔しいので つい「もう1回」と言ってしまう。
良作の証であろうという感想も、この魅力を裏付けています。
高品質な木製コンポーネントの魅力
高品質な着色された木製のピース、スタイリッシュで重厚な彫刻された木製のプレイボードにより、オール木製の高級感あるコンポーネントが実現されています。
インテリアにもなりそうな感じという評価もあり、ゲームとしての機能性と美しさを両立した逸品です。
気になる点と対策
一部のプレイヤーから指摘される問題点について、その対策と解決策を解説します。
ゲーム終盤の単調さへの対処法
一部のプレイヤーから、すべての壁が置かれると、ゲームは単純にどちらが先に向こう側に到達できるかという競争になってしまうという指摘があります。
この問題に対しては、壁の配置を戦略的に行うことで対策できます。
終盤を見越して壁を温存し、相手の最終ルートを封じる戦術を身につけることで、最後まで緊張感のあるゲームを楽しめます。
4人プレイ時の不公平感の解決策
4人対戦の場合、1人のプレイヤーに妨害が集中するなどして不公平感が生まれてしまうことがあるという課題があります。
これに対する効果的な解決策として、「2人1組のチーム」「2人で壁10枚を共有」「先にゴールした人のいるチームの勝ち」にするチーム戦が推奨されています。
このルール変更により、コマを飛び越えるルールを活かして味方をサポートするなど、2人対戦とは違った戦略も楽しめます。
反復プレイでの戦略固定化への対応
同じ相手と繰り返しプレイすると戦略パターンが固定化する可能性がありますが、これは異なる相手との対戦やオンラインプレイで新しい戦術を学ぶことで解決できます。
経験者と遊んで教えてもらうよりも、初心者の2人でちょっとずつ上達していく方がコリドールの面白さを実感できるという声もあり、レベルの近い相手との成長過程を楽しむことが重要です。
こんな人・シーンにおすすめ
コリドールは幅広い年齢層とシーンで楽しめる汎用性の高いゲームです。
ファミリーゲームとして最適
ルールがとても分かりやすいので、将棋や囲碁の代わりに子供と遊ぶゲームとしてもぴったりで、子供と遊ぶときは、壁を減らすことでハンデを付けやすいという配慮も可能です。
小学生の子供がお母さんやお父さんと対戦できる(両方が楽しめる)という特徴があり、世代を超えて楽しめます。
戦略思考を鍛えたい人に
子供向けの知育玩具としても良い。
ルールは簡単だし、すごく頭使うゲームとして評価されており、分析的・論理的思考、ワーキングメモリー、数学的戦略の向上に役立ちます。
カップルや夫婦でのコミュニケーションツール
娘は2つのコピーを持っており、そのうち1つは学校に毎日持参して友達とランチタイムや自習時間に遊ぶために使い古されたという事例からも分かるように、手軽に持ち運べて短時間で深い対戦を楽しめるため、様々なシーンでのコミュニケーションツールとして活用できます。
抽象戦略ゲーム愛好家に
もしあなたが私のように抽象ゲームが好きなら、Quoridorを試してみるべきで、よく設計された、楽しい時間を過ごせるゲームとして高く評価されています。
コリドールは、そのシンプルなルールの背後に隠された深い戦略性と美しい木製コンポーネントにより、幅広い年齢層に愛され続ける現代抽象ゲームの傑作です。
これは、今ちょっと考え直せば、A評価にしない理由は無い。
いろんな人とずいぶん遊びましたけど今でもまったく飽きてませんという長期プレイヤーの声が、その魅力を物語っています。
初心者から上級者まで、それぞれのレベルで楽しめる奥深さを持つコリドールを、ぜひ一度体験してみてください。
日本全国送料無料。15時までのご注文は当日発送しております。
参照元・引用元