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『スター・ウォーズ:デッキビルディングゲーム』レビュー|初心者向け攻略法と魅力を徹底解説

『スター・ウォーズ:デッキビルディングゲーム』レビュー|初心者向け攻略法と魅力を徹底解説

『スター・ウォーズ:デッキビルディングゲーム』レビュー:初心者も楽しめる銀河内戦の決戦

『Star Wars: The Deckbuilding Game』は、ファンタジーフライトゲームズから2023年にリリースされた2人用デッキビルディングゲームです。

反乱軍と帝国軍に分かれて対戦し、相手の基地を破壊して銀河の支配権を争います。
デッキビルディングゲームとしては初のスター・ウォーズテーマ作品で、30-45分という手軽なプレイ時間でありながら、濃密な戦略バトルが楽しめます。

この記事では、実際のプレイヤーレビューに基づいて、本ゲームの魅力と注意点を詳しく解説します。

ゲームの基本情報

プレイヤーは帝国軍と反乱軍に分かれ、それぞれ10枚のスターターデッキからゲームを開始します。

  • プレイ人数: 2人
  • プレイ時間: 30-45分
  • 対象年齢: 12歳以上
  • デザイナー: Caleb Grace

ゲームの通貨は攻撃力、リソース、フォースの3種類で、手札の5枚のカードを使って相手の基地を攻撃し、先に3つの基地を破壊した方が勝利します。

カードには、一度使うとディスカードされるユニットカードと、破壊されるまで場に残り続ける大型艦カードがあります。
リソースを使ってギャラクシー・ロウ(カード市場)からカードを購入し、デッキを強化していくのが基本的な流れです。

『スター・ウォーズ:デッキビルディングゲーム』の魅力

このゲームは革新的なシステムとテーマの融合により、多くの魅力を持っています。

革新的なギャラクシー・ロウシステム

このゲーム最大の特徴は、相手陣営のカードを攻撃できるシステムです。
従来のデッキビルダーでは自分の陣営のカードか中立カードしか購入できませんが、本作では相手のカードを「賞金稼ぎ」や「サボタージュ」で攻撃し、報酬を得ることができます。

あるプレイヤーは「ハン・ソロを狙っていたが、邪悪な帝国プレイヤーに殺される前に彼を徴兵する機会すらなかった」と体験談を語っています。

このシステムにより、一方の陣営のカードばかりが場に出てしまった場合でも、攻撃によって場をクリアし、さらにボーナスも得られるという画期的な解決策を提供しています。

スター・ウォーズテーマの完璧な統合

各陣営は単なるコピーではなく、それぞれ独自の特色を持っています。
反乱軍はより機敏で帝国に強制的にディスカードを強いることができ、帝国は確実により強力で、大量の攻撃力で反乱軍に圧力をかけることができます。

ミレニアム・ファルコンとハン・ソロのコンボが特に印象的で、ファルコンがディスカード・パイルから他のユニークカードを手札に加える能力を持ち、ハン・ソロと組み合わせることで強力なシナジー効果を発揮します。

プレイヤーは「この2枚だけで総攻撃力8という驚異的な数値を叩き出すことができる」と興奮気味に語っています。

フォース・トラックによる戦略的駆け引き

フォース・トラックは、おそらくゲームで最もスター・ウォーズらしい要素です。
特定のカードがフォース・マーカーをあなたの方向にスライドさせ、多くのカードがプレイ時にフォース・マーカーがあなたの側にある場合にボーナスを与えます。

フォースがあなたと共にある時、追加の能力が発動します。
例えば、Xウイングは追加でカードを1枚引くことができ、Uウイングは3ダメージを修復でき、ルーク・スカイウォーカー自身は船全体を破壊する素晴らしい力を持っています。

基地選択システムの戦略性

基地が破壊された際に10種類の異なる基地から選択できるシステムも魅力的です。
全員がパワーのないデフォルト基地から始まりますが、それが破壊されると次の基地を選択でき、ゲーム状況に合わせてパワーを選ぶことができます。

あるプレイヤーは「コレリアを使ってダース・ベイダーを直接手札に加えることができ、それは本当に素晴らしく感じました」と体験を語っています。
このキャッチアップメカニズムは、劣勢に陥った際の逆転の可能性を常に残してくれます。

気になる点と対策

魅力的な要素が多い一方で、いくつかの改善点も指摘されています。

運の要素による振れ幅

複数のレビュアーが指摘する主な問題点は、ゲームが「少し振れ幅がある」ことです。
ギャラクシー・ロウに出てくるカードによって勝敗が大きく左右される場合があり、大型艦カードがほとんど出ない場合は10-15分で終了してしまうことがある一方、大型艦が多く出ると45分まで長引くことがあります。

対策: 相手のカードを攻撃できるシステムが、この問題を大幅に軽減しています。
望まないカードが場に多く出た場合でも、攻撃によって除去し、新しいカードを場に出すことができます。

コンポーネントの一部に改善の余地

フォース・トラックが非常に薄く脆弱な紙製で、中央に折り目があるため破れやすいという指摘があります。
また、ダメージを記録するキューブトークンが大量に必要な場合に扱いづらいという声もあります。

対策: これらは機能面では問題なく、ゲームプレイには影響しません。
レビュアーも「コンポーネントはそれほど悪くありませんが、この一つの点だけが『安っぽい』と感じさせ、他の部分を台無しにしています」と述べつつも、ゲーム自体は高く評価しています。

フォース能力の活用機会

フォース・トラックが少し活用不足に感じられるという意見もあります。
90枚中約20枚のカードのみがフォース・トラックに反応し、それらすべてがユニークというわけではありません。

対策: これは将来の拡張で改善される可能性が高い要素として期待されています。
現在でもゲームバランスは良好で、フォース能力を持つカードは強力な効果を発揮します。

こんな人・シーンにおすすめ

様々なタイプのプレイヤーに楽しんでいただけるゲームです。

デッキビルディング初心者の方

非常にアプローチしやすいルールと1時間以内のプレイ時間で、デッキビルディングゲーム初心者に理想的です。
スター・ウォーズ愛好者で趣味の世界に新しく入ってきた人には、このゲームは素晴らしい入門ゲームになる可能性があります。

スター・ウォーズファンの方

ゲームプレイ自体はXウイングやリベリオンほどテーマ性は高くありませんが、さまざまなキャラクターや船を見て、それらがこのゲームにどのように統合されているかを見るのは楽しく、ローグ・ワンから以前にゲームで見たことのない顔も含まれています。

2人用ゲームを探している方

25分程度の手軽なセッションで楽しめる、消化しやすい2人用ゲームとして最適です。
これは確実に対面型のゲームで、プレイヤー間の相互作用が多く、ほぼ毎ターン相手を攻撃することになります。

ファミリーゲームとして

特に親子でスター・ウォーズを愛好している場合、このゲームはテーマと仕組みの両方を愛する人にとって完璧な選択肢です。
スター・ウォーズファンの新しい世代に、複雑な戦略ゲームの世界への入り口を提供します。

『スター・ウォーズ:デッキビルディングゲーム』は、「スムーズで高速なデッキビルディングゲームプレイとスター・ウォーズファンダムの完璧な融合」を実現した作品です。

運と戦略のバランスが良好で、高いリプレイ価値を持つこの作品は、スター・ウォーズのテーマをコアな対立と視覚的スタイルで受け入れながら、あらゆる経験レベルのスター・ウォーズファンが楽しい時間を過ごせる豊かで報酬的なゲームプレイ体験を提供します。

デッキビルディング初心者からベテランまで、そしてスター・ウォーズファンなら誰でも楽しめる、まさに「フォースと共にある」ゲーム体験をぜひお試しください。



公式ルールブック へのリンク

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参照元・引用元

  1. Board Game Quest - Star Wars: The Deckbuilding Game Review
  2. Geeks Under Grace - Star Wars: The Deckbuilding Game Review
  3. Wargamer - Star Wars Deckbuilding Game Review
  4. What Board Game - Star Wars: The Deckbuilding Game Second Opinion
  5. ComicBook.com - Star Wars: The Deckbuilding Game Review
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