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Blade Runner RPG スターターセット ゲームレビュー|魅力と注意点を徹底解説

Blade Runner RPG スターターセット ゲームレビュー|魅力と注意点を徹底解説

ブレードランナーRPGスターターセット完全レビュー:ネオノワールの世界で探偵を体験

ブレードランナーRPGは2022年12月にFree League Publishingからリリースされたテーブルトップロールプレイングゲームです。映画『ブレードランナー』シリーズとフィリップ・K・ディックの小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の世界を再現しています。

雨に濡れたネオンの街で人造人間レプリカントを追う刑事「ブレードランナー」となって、人間とは何かという哲学的な問いと向き合いながら事件を解決する重厚な体験を提供します。

この記事では、指定されたレビューサイトの情報のみを基に、スターターセットの魅力から注意点まで詳しく解説し、どんな人におすすめかをご紹介します。

ゲームの基本情報

ブレードランナーRPGスターターセットは1〜4人のプレイヤー(プラスゲームマスター)向けの導入セットとして設計されており、Free League Publishingから販売されています。

セットの内容物は驚くほど充実しています。

  • 簡略化されたルールブック
  • 56ページの導入アドベンチャーモジュール「Electric Dreams」
  • 4体のプリジェネレーテッドキャラクター
  • 26枚のフルカラー証拠品
  • 70枚のNPC・チェイス・イニシアチブ用カスタムカード
  • カスタムダイス8個
  • マップ類

箱を開けてすぐにプレイできる完全なパッケージとなっています。

ゲームシステムはFree LeagueYear Zero Engineをベースにブレードランナー用に調整されています。キャラクターは筋力、敏捷性、知性、共感の4つの属性を持ち、数値ではなくA〜Dの文字で表現されます。これがD12〜D6のダイスサイズに対応します。

各キャラクターは13のスキルを持ち、3つずつが各属性に関連しています。

プレイヤーはすべてLAPD(ロサンゼルス警察)のレプリカント探知部門(RDU)に所属するブレードランナーとなり、人造人間レプリカントに関連する事件を捜査します。

ゲームは2037年、オリジナル映画の後、続編『ブレードランナー2049』の前の時代設定です。新型のネクサス9型レプリカントは地球上での存在が許可されていますが、古いモデルは依然として禁止されている複雑な状況を描いています。

ブレードランナーRPGスターターセットの魅力

このスターターセットには、原作の世界観を完璧に再現する多くの魅力があります。

圧倒的なプロップと証拠品の質

スターターセットで提供されるリソースは絶対的に素晴らしく、これまでRPGスターターセットで見た中で最も精巧な配布物でした。

偽の事件ファイルから顔写真、犯行現場の写真まで、プロップは非常によくできています。配布物はストーリーテリングを進める手段として使われ、ゲームのテーマに完璧に適合しています。

Call of Cthulhuが新聞の切り抜きや狂人の日記によってこの分野をマスターしているように、ブレードランナーRPGも新聞の切り抜きや写真などの配布物を使ってプレイヤーが手がかりを掴むスタイルを採用しています。

配布物を通じて、プレイヤーは自分自身の探偵スキルを使ってキャラクターの能力に加えて事件を調査できるのです。

原作の雰囲気を完璧に再現

Year Zero エンジン上に構築されており、これまでに『エイリアン:ロールプレイングゲーム』や『Tales from the Loop』などに使用されています。

ここではFree Leagueがブレードランナーのノワールに着想を得た世界により適合するようシステムを適応させています。

ブレードランナーRPGは原作素材(特に80年代の映画)のテーマと雰囲気を完璧に捉えており、これらはゲームの仕組みそのものに組み込まれています。

レプリカントのブレードランナーは人間の対応者とは異なる長所と短所を持ちます。キャリアベースのプロモーションポイントと共感ベースのヒューマニティポイントを獲得するシステムが、ブレードランナーとレプリカントが直面する最大の葛藤を捉えています。

戦略的で緊張感あふれる戦闘

戦闘は敵にもプレイヤーにも手厳しく、すべての戦闘エンカウンターがハイステークスに感じられます。

一発の良いショットで敵やプレイヤーを倒すことができるため、すべてのラウンドが心臓がバクバクして報いがある体験となります。

戦闘は致命的で、クリティカルテーブルでロールする前に1〜2発のヒットしか受けられないかもしれません。この設計により、プレイヤーは常に緊張感を維持することができます。

道徳的ジレンマと哲学的深み

レプリカントの追跡という仕事において、正義と不正義の境界線が不可避的にぼやけてきます。

結局のところ、人間から区別がつかない、人間によって作られた、より人間らしく作るために人工記憶を与えられ、銀河系最悪の仕事に投げ込まれ、そして最後に二級市民として扱われている存在を追跡しているのです。

しばらくすると、追跡対象を理解し、場合によっては同情するようになります。このゲームを数セッションしかプレイしていませんが、これまで経験した中で最も深く、内省的なロールプレイングをもたらしました。

気になる点と対策

優れたスターターセットですが、いくつかの改善すべき点があります。

チェイスメカニクスの問題

ここでシステムがあまり強くないのは「チェイス」メカニックです。

スターターセットには地上チェイス、徒歩チェイス、空中チェイスで起こりうることを説明した豊富なカードセットが付属しています。このメカニックは機能する、つまり文字通り機能しますが、プレイしたすべてのキャンペーンで一度も「エキサイティング」と呼べるものではありませんでした。

対策: ゲームマスターはチェイスシーンを短縮するか、より演出的な要素を加えることで改善できます。また、チェイスカードとシナリオを使って運転する場合は良いのですが、単純に走るためのメカニクスはあまりカバーされていません。走行チェイスのハウスルールを作成することも有効です。

製本とルール説明の問題

付属の材料は印象的でしたが、ルールブックレットの製本がかなり早く崩れ始めました。また、一部のルールは十分に説明されておらず、プレイ中にいくつかのことを作り上げなければなりませんでした。

シナリオはさらなるルール説明のためにコアルールブックを指していましたが、これはスターターセットを通じてシステムを試そうとする人がコアルールブックも持っているという悪い仮定のようです。

対策: プレイ前にルールブックを補強するか、デジタル版を併用することをお勧めします。不明なルールについては、ゲームマスターがプレイヤーと相談の上、一時的なハウスルールを設定して進行を優先しましょう。

プレイヤー分散による体験格差

プレイヤーとしての最大の問題は、ゲームがプレイヤーを分散させるよう設計されているため、体験のバランスに不均衡が生じる可能性があることでした。

例えば、一人がエキサイティングな高速チェイスに巻き込まれている間、他の人は同じラウンドで報告書を読んだり、空っぽのビルを見張ったりして過ごす可能性があります。

対策: この問題は優秀なゲームマスターによって修正可能です。調査シーンでは定期的にプレイヤー間の情報共有タイムを設けたり、分散した行動でも互いに関連性のある手がかりが得られるよう調整することで改善できます。

こんな人・シーンにおすすめ

このスターターセットは特定のプレイヤー層に特におすすめします。

ブレードランナーファンと重厚なテーマを愛する人

ブレードランナーフランチャイズのファンにもサイバーノワールゲーム体験の導入を求める人にも強く推奨します。

真剣で、しばしば暗いストーリーテリングを奨励するシステムであり、スターターセットのアドベンチャーには内容警告が付いています。Free Leagueは困難なトピックを扱うためにプレイヤーが組み込みたいRPGセーフティツールについて簡潔に言及しています。

推理ゲーム愛好者

Free League PublishingのブレードランナーRPGも調査体験として位置づけられており、プレイヤーは逃亡アンドロイドとそれらを作った技術の追跡に当たる名目上の調査官の役割を担います。

つややかな配布物と展開するミステリーは、『シャーロック・ホームズ:コンサルティング・ディテクティブ』との比較を少なからず引き起こしています。

大人のゲーマーグループ

このゲームは「選択の重み」、つまりプレイヤーが行う決定がプレイしている世界に意味のある影響を与えるかどうかという、多くのRPGプレイヤーが抱く長年の不満に対処しており、成熟したプレイヤーグループに最適です。

高品質な制作物を求める人

スターターセットを開封し、展開した後、私は大喜びしました。物理的にプレイしなければならないと言えるTTRPGはそれほど多くありませんが、これはその一つです。

Free Leagueから期待されるように、制作品質は優秀で、陰鬱で未来的なブレードランナー宇宙の設定を描いた豊富なイラストが全体に渡って散りばめられています。

底線: 全体的に、ブレードランナーRPGスターターセットはプレイするのがとても楽しく、コアルールブックを掘り下げることを楽しみにしています。これは、ジャンルフランチャイズをロールプレイングシステムに変換する方法の見事な例です。

未来的ノワールの完璧な雰囲気とともに、映画の世界を完璧に再現する体験を求める方には、このスターターセットは間違いなく価値のある投資となるでしょう。


公式ルールブック へのリンク

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参照元・引用元

  1. Blade Runner RPG Starter Set Review - Haunted MTL
  2. Review of Blade Runner Starter Set - RPGnet RPG Game Index
  3. Blade Runner Starter Set Review - EN World D&D & Tabletop RPG News & Reviews
  4. Review – Blade Runner: The Roleplaying Game - Strange Assembly
  5. Blade Runner RPG review – Shines like tears in the rain - Wargamer
  6. Blade Runner the Roleplaying Game Review: Another Mystery Solved - MonsterVine
  7. The 'Blade Runner' RPG Starter Set Wants You to Have Electric Dreams - Bell of Lost Souls
  8. Blade Runner RPG Starter Set review - GamesRadar+
  9. Blade Runner RPG review - RPGMatch
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