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Whirling Witchcraft ワーリング・ウィッチクラフト完全レビュー|魔女の押し付け合いカードゲームの魅力と評価を徹底解説

Whirling Witchcraft ワーリング・ウィッチクラフト完全レビュー|魔女の押し付け合いカードゲームの魅力と評価を徹底解説

ワーリング・ウィッチクラフト完全レビュー:魔女の大釜で繰り広げる押し付け合いの名作

魔女の世界で繰り広げられる材料の押し付け合い。
魔女の鍋は怪しげな材料でいっぱい。
隣に押し付けて、バーストさせてしまえ!という痛快なコンセプトで話題の『ワーリング・ウィッチクラフト』。

この記事では、実際のプレイヤーの声を交えながら、このゲームの魅力から注意点まで徹底的に解説します。
読み終える頃には、あなたも魔女の大釜を手に取りたくなるでしょう。

ゲームの基本情報

プレイ人数2-5人、プレイ時間15-30分の軽量ドラフト&エンジンビルドゲームです。

  • プレイ人数:2-5人
  • プレイ時間:15-30分
  • 対象年齢:14歳以上
  • デザイナー:Erik Andersson Sundén
  • パブリッシャー:Alderac Entertainment Group

ワーリング・ウィッチクラフトは最大5人まで対応する軽量な同時プレイドラフト&エンジンビルドゲームです。
このゲームの核となるメカニクスは、ドラフト、エンジンビルド、リソース管理の巧妙な組み合わせです。

ゲームの流れ

手番がなく、全員同時に作業をするシステムです。

最初、全員同時にレシピカードを出します。
レシピカードから、記載にしたがって魔法の材料を入手・変換する効果を得られます。

プレイヤーは魔女となり、5種類の材料(ヒキガエル、毒キノコ、マンドレークの根、クモ、闇の心臓)を使って調合レシピを実行し、生成した材料を右隣のプレイヤーに押し付けます。

右の人は、鍋の中身を個人ボードに置くのですが、置き切れないとバースト。
あふれたぶんだけ、元の人に帰ります。
これが、元の人の勝利点になります。

先に5個の材料を魔法円に集めたプレイヤーが勝利という、シンプルで分かりやすい勝利条件です。

ワーリング・ウィッチクラフトの魅力

独創的なシステムと絶妙なバランスが生み出す、他にはない魅力的なゲーム体験を紹介します。

独創的な押し付けシステムの絶妙なバランス

「常に相手のプレイヤーボードを爆発させて、魔法円に必要な材料を手に入れようとしている。しかし、テーブルを囲んで全プレイヤーが常にお互いにこれを行っているため、残酷に感じることはない。」

このゲーム最大の魅力は、攻撃的でありながら陰湿さを感じない絶妙なバランスです。
「一般的な攻撃系ゲームでカードをプレイするときのように、誰に対してプレイするかを選択できるわけではない。ワーリング・ウィッチクラフトでは、右隣のプレイヤーにしかこれを行うことができない。そして全プレイヤーが常にこれを行っている。」
全員が常に右隣を攻撃する構造のため、特定の人を狙い撃ちする嫌らしさがありません。

戦略的な深みと直感的なプレイ感

基本はリソース管理ですが、管理するリソースが自分だけでなく隣の人のでもあり、それをバーストさせるのが目的、というのがユニークです。
プレイヤーは自分の材料管理だけでなく、左隣から送られてくる材料と右隣に送る材料の両方を考慮する必要があります。

「レシピカードを満たす方法を考えるのがとても楽しかった。セットコレクションの練習だが、作業台からそれらの材料をクリアするのは気持ちが良い。ゲームが進行し、同じターンに複数のレシピカードを満たすことが求められると、その楽しさは倍増する。」

魅力的なコンポーネントと世界観

「コンポーネントも本当にクールだ。個人用ゲームボードに加えて、各プレイヤーは材料キューブを中に入れておくのに十分な縁のある段ボール製の大釜を手に入れる。」

「相手が受け取れないとわかっているキューブでいっぱいの大釜を隣人に手渡し、それが得点になることを知っているときの、言い表せない満足感がある。」
大釜コンポーネントは単なる見た目の良さを超えて、プレイ体験そのものを向上させています。

高いリプレイ性と学習曲線

「ワーリング・ウィッチクラフトは繰り返しプレイに報いるゲームだ。何をしようとしているのか、そしてそれを実現するために何をする必要があるのかを理解すると、ゲームは適切に開かれる。」

経験者のコメントからも、ゲームの真の面白さは何度かプレイすることで理解できることが分かります。
相手から送られてくる材料が何が多いのか、送る相手がさばける量が少ない材料は何かというのを見極めて、送られてくる材料を消費して、さばける量が少ない材料に変換できるような調合法カードを揃えていけると良いという戦略的思考が求められます。

気になる点と対策

魅力的なゲームですが、いくつかの注意点と対策をご紹介します。

初心者と経験者の格差

初心者がベテランばかりの人たちとプレイすると楽しめません…隣の人から容赦なく材料が送り込まれ捌ききれませんのでボードが溢れますという率直な意見があります。

対策: 「初回プレイヤーは5枚の同じ魔女カードを使用して、競技場を少し平等にすることもできる。」
初回プレイ時は同じ能力の魔女カードを使用し、経験者には手加減してもらうことで格差を軽減できます。

ゲーム時間の予測困難さ

「ゲームに勝つのに必要なのは5ポイントだけで、このゲームではそれは大したことではない。自分のエンジンが動き出すと、1ターンで5ポイント獲得することもある。」

ゲームが予想以上に早く終わる場合があり、「あるゲームでは3ラウンド、次のゲームでは6、7ラウンドと、非常に予測不可能なゲーム時間につながる可能性がある」という状況が発生します。

対策: 「幸い、ワーリング・ウィッチクラフトは15-20分程度でプレイできるため、もう一度プレイすることができる。」
短時間で終わるため、連続プレイで解決できます。
実際に延々遊べる。2人戦と、それ以上では戦い方がちょっと変わってくるかも。
ライトなのにバチバチもできる。という評価もあります。

カードドラフトの運要素

「カードドラフトには多くの選択肢があるが、多くの場合、引きの運に翻弄されることがあった。」という指摘があります。

対策: 「対戦相手が出す材料の猛攻を抑制する適切なカードを見つけることができなかったゲームがたくさんあった」という状況を避けるため、複数回プレイして運の偏りを楽しむか、経験を積んで限られた選択肢の中でも最適解を見つける技術を磨くことが重要です。

こんな人・シーンにおすすめ

幅広いプレイヤーとシーンに対応する懐の深いゲームです。

ファミリーゲーマー

「ワーリング・ウィッチクラフトをプレイするのは楽しい体験だ。私の子供たちは、このゲームで展開される少し控えめな攻撃メカニズムを楽しんでいる。」という家族での体験談から、幅広い年齢層で楽しめることが分かります。

軽量ゲーム愛好者

「私は軽いゲームが大好きで、それらは私の得意分野にしっかりと入っている。興味を引くのに十分な長さだが、退屈するほど長くはなく、説明や教えることが簡単で、面白いことや体験すべきことがある。」

「これは教えるのが簡単で素早くプレイできる、かなり軽量なゲームだ。メカニクスは家族の設定でうまく機能するが、より真剣なゲームグループにも受け入れられることがわかった。」
ライトゲーマーからヘビーゲーマーまで満足できる絶妙な難易度です。

短時間でバチバチ感を味わいたい人

自分が死ぬ前に隣の相手を倒せ!という感じのお邪魔ぷよ押し付けゲームみたいなやつです。
サクサク出来るので1戦終えた後に『もう1回いこう!』となって延々と2時間くらいやってることもある

おすすめのプレイシーン

  • ボードゲーム会の中盤:重いゲームの合間のブレイクとして最適
  • 家族団らん:世代を超えて楽しめる適度な攻撃性
  • ゲーム会の締め:15分くらいで終わるからサクサク楽しいため、時間調整にも便利

期待できる効果:

  • コミュニケーションの活性化
  • 戦略思考力の向上
  • 他にない独特のプレイ感で楽しいです。自分がバーストしないようにコントロールしつつ、他プレイヤーがバーストしやすい材料を生成していく過程がとてもテクニカル!


ワーリング・ウィッチクラフトは、独創的なシステムと魅力的なコンポーネント、絶妙なバランスが融合した現代ボードゲームの傑作です。
延々と2時間くらいやってることもあるくらいにハマる人にはハマりますという中毒性の高さも納得の一作。
あなたも魔女になって、大釜を囲む熱い戦いに参加してみませんか?


公式ルールブック へのリンク

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参照元・引用元

  1. Whirling Witchcraft Board Game Review
  2. Whirling Witchcraft Game Review – Meeple Mountain
  3. Review: Whirling Witchcraft - Unfiltered Gamer
  4. Whirling Witchcraft - Board Game Review - There Will Be Games
  5. Whirling Witchcraft Review
  6. ワーリング・ウィッチクラフト / Whirling Witchcraft
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