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パズル Mazescape Ariadne Mazescape 不思議な 3D の世界が広がる頭脳派迷路パズル 新感覚の立体的な仕掛けが織りなす独創的な一人用戦略ゲーム 7 つの個性的なマップ 秘密の仕掛けや副次的な目標を含む立体迷路攻略

『メイズスケープ アリアドネ』レビュー|1人用の折る迷路、7枚のマップと所要時間

『Mazescape Ariadne(メイズスケープ アリアドネ)』は、折り畳んだ紙の地図を開いたり畳んだりしながら、コンパスローズから不可能三角形まで一本の道をたどる1人用の迷路パズルです。Devir が2021年に出し、デザイナーは Pablo Céspedes と Víctor Hugo Cisternas。7枚のマップが入って、対象年齢は8歳以上です。

紙の迷路と聞くと、子ども向けの迷い道を想像するかもしれません。ところがこのパズルの道は、紙の表と裏、そして折り目の向こう側へ続いています。行き止まりに見えた場所も、地図を別の向きに折り直すと隣の面とつながる。どう折れば道が現れるかを探すこと自体が問題になっています。

静かに一人で頭を使う時間を作りたい人や、卓の広さを取らない持ち運べるパズルを探している人には向きます。一方で、進捗が目に見える達成感を求める人や、一度解いたものを何度も遊びたい人は、後の「気になる点」を読んでから決めたほうがいいでしょう。

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Mazescape Ariadne の基本情報

ゲーム名 Mazescape Ariadne(メイズスケープ アリアドネ)
人数 1人
時間 5分から90分(マップ1枚は5分から10分、7枚を通すと1時間を大きく超える)
対象年齢 8歳以上(3歳未満は小部品の注意表示あり)
デザイナー Pablo Céspedes、Víctor Hugo Cisternas
イラスト Joan Guardiet、Álex Santaló
出版社 Devir(2021年)
内容物 7枚の迷路マップ、専用ポインター
言語依存 迷路そのものは絵と線だけで進む。ルール冊子は Meeple Mountain のレビュアーの箱で6言語が入っていた

マップは両面刷りの紙で、Meeple Mountain の Tom Franklin さんの計測では広げると 14 1/4 × 11 3/4 インチ、畳むと 3 1/2 × 5 7/8 インチになります。箱は右端に磁石が仕込まれ、本のように開く作りです。Gameward Bound の記録では、遊ぶのに要った卓の広さは 24 × 18 インチでした。

Mazescape Ariadne のルールと遊び方

出発点と目的地

マップを本のように開くと、左にコンパスローズ、多くの場合は右に不可能三角形が描かれています。前者が出発点、後者がゴールです。専用の木製ポインターを紙から離さないまま、この2点を一本の道でつなぎます。

折ることが手番になる

Just Push Start の Oliver East さんの説明によれば、ポインターを離さない規則は最後まで変わりません。変わるのは地図のほうです。右の面を開けば新しい道が現れ、左へ畳み直せば別の平面が隣り合う。折って、開いて、また折り返す操作が、このパズルにおける一手にあたります。

例外が2つあります。ポータルは離さない規則を破る仕掛けで、同時に見えている2つのポータルの間ならポインターを移せます。もう1つは鍵と扉で、対応する鍵のところを通るまでその先の区画は閉じたままです。East さんは、これらの仕掛けと折り方の違いが後半のマップほど増えていくため、解き方が一本調子にならないと書いています。

副目標と、最後のマップ

各マップの裏には、道中で探す品物の一覧があります。宝箱、街灯、壺、像。Franklin さんによれば、扉に錠が掛かっていて先に同じ色の鍵を見つけないと通れない箇所もあり、裏面には解答ページへのQRコードと、元の折り方へ戻す手順まで載っています。7枚目、つまりアリアドネの最後のマップでは、盾と兜と槍を集めてからミノタウロスと対決する形になっていました。

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Mazescape Ariadne の面白さと評価

一つめは、設計者に先回りされる感覚です。Franklin さんは、ここをこう折れば向こう側へ出られるはずだと確信して折り、そのたびに行き止まりに突き当たったと書いています。自分の考えはすでに読まれていて、それも織り込み済みで作られている。この体験を指して、同氏は Great - Would recommend の評価を付けました。

二つめは、同じマップへ戻る理由が用意されていることです。East さんは、脱出ゲームの EXIT や Unlock のような使い切りの商品と比べ、副目標があるおかげで一度解いたマップにも戻れると評価しています。正規の道筋を進むだけでは大半の品物を通り過ぎないので、探すつもりで折り方を変えることになります。

三つめは、始めるまでの短さです。Gameward Bound の記録では1回の所要はおよそ15分で、箱から1枚取り出して広げれば始まり、途中で止めても再開できます。折り畳んだ状態が文庫本ほどの大きさなので、卓を占領しません。

気になる点と、合わない人の条件

いちばん率直な指摘は、これはゲームではないというものです。Franklin さんは同僚の David McMillan さんの言葉を引いて、負ける方法が無いなら活動であってゲームではないと書きました。同氏自身はそのうえで面白いと結論していますが、勝敗や得点を期待して買うと当ては外れます。

進捗が見えないことも欠点として挙がっています。Gameward Bound は、どの道をすでに通ったのかを追う方法が無く、同じ場所を何度も往復してしまうと書きました。副目標についても、同じ形の品物を3個から5個通れという指示なのに、その品物どうしが区別されていないため、記憶に頼ることになると指摘しています。白い余白が溶けて道を追いにくいという感想も同じ記事にありました。パズルの向き不向きは人によるという前置き付きの意見です。

紙の傷みは、3つのレビューが揃って触れています。East さんは折り目に切り込みの多いマップほど傷みやすいと書き、Franklin さんも内側の折り目が裂けそうになるので気を付けて扱ったとしています。Gameward Bound に至っては、手元に届いた新品に折り目のずれとインク移りがあったと報告していました。同記事の採点は、品質10に対して再訪性5、変化2です。テーマについては、East さんが最後のマップまで物語と副目標の結び付きが薄いと書いています。

Mazescape Ariadne がおすすめの人

向くのは、答えのある問題に一人で静かに向き合いたい人です。1枚が5分から10分なので、寝る前や移動中に1枚ずつ進める使い方に合います。手を動かしながら空間をたどる感覚が好きなら、7枚を通したあとに副目標で戻る遊び方まで含めて楽しめます。

持ち運べるパズルという点では、当店のレビュー記事で紹介したKatamino Pocket(カタミノ・ポケット)が近い立ち位置にあります。迷路の要素が好きなら、壁を置いて相手の道をふさぐコリドールのような対戦型と比べてみると、1人用の静けさのほうが自分に合うかどうかが見えてきます。

輸入版で遊ぶときの注意

当店が扱うのは欧米の正規流通品です。迷路は絵と線で描かれているので、解いている間に文章を読む場面はありません。ルール冊子については、Franklin さんの箱には6言語が入っていたとの記述があり、日本語が含まれるかどうかは出典から確認できませんでした。日本語版が出ているかどうかも、今回の出典には記述がありません。

扱いには、他のボードゲームより少し気を使ったほうがよさそうです。折り直す回数が多いぶん紙の折り目に負担が掛かり、複数の出典が傷みやすさに触れています。人に貸して回す使い方よりも、自分の手元で順に解いていく使い方のほうが向きます。

よくある質問

何人で遊べますか

1人用です。7枚のマップを1人で順に解いていく作りで、対戦や協力のルールは含まれていません。

1枚あたりどのくらい時間が掛かりますか

Just Push Start のレビューでは5分から10分、Gameward Bound の記録では1回およそ15分でした。7枚を通すと1時間を大きく超えるとされています。

英語が読めなくても解けますか

迷路そのものは絵と線だけで進むため、解いている間に文章を読む必要はありません。ルール冊子は複数言語版で、Meeple Mountain のレビュアーの箱には6言語が入っていました。

解いたあとも遊べますか

各マップの裏に宝箱や街灯などを探す副目標があり、正規の道筋では大半を通り過ぎます。解答ページへのQRコードと、元の折り方へ戻す手順も裏面に載っています。

商品情報

価格は 2,440 円です。欧米の正規店から直接仕入れた並行輸入正規品で、入荷時に一点ずつ検品し、新品・未開封の状態を確認したうえでお届けします。7枚の迷路マップと専用ポインターが入っています。

Mazescape Ariadne(メイズスケープ アリアドネ)の商品ページ

通販ページで商品を確認する

参考情報

  • Meeple Mountain のレビュー(Tom Franklin): https://www.meeplemountain.com/reviews/mazescape-labyrinthos-mazescape-ariadne-review/
  • Just Push Start のレビュー(Oliver East): https://www.justpushstart.com/blog/2021/10/10/mazescape-ariadne-review/
  • Gameward Bound のプレイ記録: https://gamewardbound.com/mazescape-ariadne-solo-puzzle-game/

時間の表記は出典によって幅があります。マップ1枚あたりは5分から10分(Just Push Start)と約15分(Gameward Bound)で、当店の商品ページは全体を5分から90分としています。BoardGameGeek のゲームページは取得に失敗したため、今回の記事では参照していません。

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